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本日のカワサキ [KAWASAKI]

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せっかく面白おかしく書いたのに、サーバーエラーであっさり原稿消滅。
やっぱりソネットは駄目である。
現在ブログ移設を検討中。
以上挨拶。

さて、本格的に冬に突入している今日この頃、お手元の暖房器具や如何に?
暖房器具・・・と言っていいのか判らないが、私はこんなの使っている。

なんと、知る人ぞ知るカワサキ製のカイロなのだ。
まるで飛行機の主翼のような流線型のデザイン、オートバイのパーツのように輝くクロームめっき、
英知を極めた高効率触媒技術、そして、世界の誰もが知っているレースシーンを彩るかのような
鮮やかなライムグリーンの収納袋が標準装備なのだ。
これらの技術の集大成がこの「カワサキカイロ」なのである。
当然ながらKAWASAKIの文字とともにMADE IN JAPANの刻印が入っている。
カワサキの輝かしい成果といっても過言ではあるまい。

カワサキフリークであるならば、是非とも手元にひとつは置いておきたい冬の必須アイテムであろう。

ところで私がこの手のカイロの事を知ったのは10年ほど前。
ベンジンを燃料とするカイロが存在することは知っていたが、どうやって使うのか、
どういった原理で作動するのかまるで知らなかった。実物を見たことがなかったのだ。
可燃物が燃料なら燃やすのだろう位の認識だった。

よくよく聞いてみると、白金を触媒としてベンジンと大気中の酸素を反応させて、
二酸化炭素と水に分解し、そのときに発生する熱を利用しているのだとのこと。
熱効率は100%に近い。僅かに隙間から漏れ出す蒸気だけが損失である。

何のことはない、これを元に自動車の触媒技術があるのだ。
これに気が付いて以来、自動車の触媒が巨大なカイロに見えて仕方がない。

ちなみに暖房器具フリークである私がこのコレクションに嵌まり込むのは
至極当然の成り行きで、現在、カワサキカイロのほかに、ハクキンカイロが4個、
ナショナル黄金カイロが2個ある。

一番有名なのはハクキンカイロであろう。
戦前からあるらしい。基本構成が一切変化しないまま連綿と生産が続けられている
素晴らしい商品だ。

燃料であるベンジンは、恰幅の良いオッサンの似顔絵が描かれた青いボトルを愛用している。
一度タカビシのベンジンを使ってみたが、臭いがキツクて数回で使用中止。
以来、オッサンベンジン一筋である。

さて、このカワサキカイロ、会社の近くのキリン堂(薬局)で買った。
現在は取り扱いをしていないらしく、ウチの近所では入手困難アイテムである。
ま、こんなこともあろうかと、もう1セット購入して保管しているのだ。
備えあればうれしいな。
消耗品である火口はもひとつだけ予備を持っているが、先日何気なくハクキンの
火口をあてがってみたら何とぴったり。

さすがカワサキ。万一出先で不幸にも火口の寿命を迎えたとしても大丈夫。
速やかに昭和の風情漂う薬局を探し、ハクキンの火口を買い求めるだけで
厳冬を乗り切ることができるのだ。強力なライバルであろうハクキンと火口を
共用化する事で、消費者の利便性を最大限確保しているのだ。
このような細やかな心配りがさすが点火の、いや、天下のカワサキである。

ところで、このカワサキカイロの火口であるが、最近寿命を迎えた。
前述の通り、ハクキン製火口を使用しているのだが、なんと、燃料消費率が大幅に低減した。
以前はカップ2杯で20時間程度だったのが今は30時間ほどに伸びるようになったのだ。
揮発油臭いにおいも殆ど無くなった。使用中に目が痛くなることも無くなった。
これは、触媒とケース間の隙間が少なく、燃料の蒸気が漏れなく触媒を通過することで
効率が良くなったのと臭いの元であるベンジンの蒸気漏れが無くなったからであろう。
オリジナルの火口は触媒の底蓋がガタガタで隙間だらけだ。
ハクキンの火口はその辺割とかっちりしている。

しかし、ハクキンの火口も品質にばらつきがあるようで、やたらと触媒が薄かったり、
ボソボソと崩れて粉だらけになるやつもある。
安いものなのでいくつか買い溜めして良いものを選定すると宜しい。

使用した感じは、使い捨てカイロと比べて温度が高く、非常に具合が宜しい。
熱過ぎる場合は袋を二重にしたり、通気口をアルミテープで塞ぐなどして調整できる。
酸素量が多いと発熱量も多く、燃料消費も早いが通気量が少ないと酸素も少なくなるので
発生する熱量も少なく、燃料の消費量も抑えることができるのだ。
なんといっても廃棄物が二酸化炭素と水だけなので、資源の節約にはなるだろう。
再生可能ではないが、少量の燃料で効率良く暖を取れるエコロジカルなアイテムである。


さぁ、この駄文を読んでいるオタッキーズ&バッドメーンの諸君、今すぐネットで検索してみよう!
もしかすると近所の薬局にあるやも知れないので近所の量販店も要チェックだ。
なにしろ季節商品だからな。いつ無くなってもおかしくない!





ちなみに、製造は(株)川崎精機製作所である。

・・・え?川崎重工?なにそれ?
そんなのと一緒にしないで頂きたい。
ちなみに鼻毛カッターが主力商品らしい・・・



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コメント 2

NO NAME

このブログを見て私も買いました。
さすがバイクメーカー、作りが違いますね。
教えていただいて感謝です。
by NO NAME (2014-01-31 06:01) 

sato

あー、恐縮です。某重工とは無関係です(笑
かなりふざけて書いています(すみません)

基本的にハクキン以外は全部ハクキンのコピーというか、類似品です。
カワサキカイロもしかり。
白熱電球が東芝、松下関係なくエジソン電球の類似品であることと同じです。

私はこのつるんとした曲率の強いデザインが気に入ってます。
空気穴の面積が絶妙で、ハクキンのように熱くてポケットに入れておけないなんてこともありません。とても使いやすいカイロです。是非とも長くご愛用ください。
またご訪問ください。
by sato (2014-01-31 06:37) 

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