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QPフューエルリッドオープナー修理 [MASERATI]

昨日はペンキ屋、今日は電気屋だ。

クアトロポルテ、暫く前から給油ができなくなった。
原因は給油口の蓋が開かないから。

取説を読むと、トランク内部に紐がぶら下がっていて引っ張ると開くそうだが、
引っ張っても微動だにしない。
勿論蓋は開かない。

内張りの奥に手を突っ込んで、ロッドを直接引っ張っても開かない。

先日給油した際は無理やり手でこじ開けたが、さすがにみっともないので
修理する事にした。

トランクの右前にリレーとフューズが付いたジャンクションボックスがあり、
その上辺りにそれらしき物体がネジ止めされている。

手で触ってみる限り、どこかで触ったことがあるような記憶のある形状。

見えないので手探りでこれと思われるビスを外し、本体の摘出に成功。

PA191543.JPG

うーん、この形は見たことあるぞ。
ロッドは伸びも縮みもしない。びくともしない。内部で何かが壊れたようで、完全にロックしている。
紐を引っ張っても開かない訳だ。

試しに車体側に残ったロッドを手で引っ張るとあっけなく蓋が開いた。

PA191544.JPG

内部はこんな感じ。
デジカメを突っ込んでメクラ撃ちで撮影した。見えないのだ。

PA191545.JPG

ジャンク箱の中から発掘した、以前ミラに付けていた中華集中ドアロックキットの残骸だ。
運転席側のアクチュエータの筐体が割れて機能しなくなり、撤去したのだ。
これはリアドア用で筐体は無事の模様。

形状、取り付けボスの間隔もぴったり同じ。
壊れたブツとの違いは配線の太さとブーツの弾力性か。
ちなみに壊れたほうは、SWISS MADEと書いてあった。
CHINAの方がまだマシだ。壊れてもロックしない。

PA191546.JPG

早速中華アクチュエータに直接12vを掛けて、動作方向を確認する。
それに合せて壊れたほうからコネクターを移植した。
ついでにバラバラだったブーツも移植。

組み立てて動作チェック。
約2ヶ月ぶりにボタンで給油口が開くようになった。

なんだか良く判らないが、このクアトロポルテはつまらない壊れ方をする。
窓が開きっ放しで閉まらないとか、給油口が開かなくて給油できないとか、
およそみっともない限り。
それでも某ドイツの高級車メーカーの12気筒の高級クーペみたいに、オイルプレッシャー
スイッチから漏れた油が配線内部を伝わってルームランプから油が漏れるみたいな事には
なっていないので、まだマシだと思うことにしよう。

さて、次回は例のドアの配線だな。

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