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さぬきセンチュリーライド [自転車]

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少々古い話で恐縮だが、さぬきセンチュリーライドに参加した。
勿論100kmコース・・・とは言っても実質90km少々。
会社の同僚のK君と一緒に参加。彼は70kmコースでのエントリーとなった。

サイクリングイベントなので順位は関係無いのだが、タイムは出るので否応無く燃える。
・・・ものの、後からスタートした筈のK君に何故か途中で追いつき、
半周以上を比較的のんびり同行した結果、総時間数は4時間19分。
結構だらだらエイドステーションで座り込んでいたので、走行時間そのものは3時間半位。

「伊東さん!速過ぎっす!!」と何度か泣き言を言っていたK君。
どうも転がり抵抗が違うようで、下り坂でこっちは漕いでいないのに前を走れば引き離しちゃうし、
後ろを走れば追い越してしまう・・・

彼のチネリにはレーシングゼロを組んでいるのでハブベアリングはCULT。
私のシャマルはノーマルなのでハブベアリングはUSBとなり、こっちが不利な筈。
それでも転がり方の差は歴然で、ちょっと油断するとあっさりちぎってしまう。
彼のフルクラムはアタリが出ていないのだろうか?

まぁ、どっちもイタリア製なので極端な当たり外れがあってもおかしくはないが、
CULTに改造しようかと目論んでいた私は複雑な心境。

それにしてもデローザは良い。
エントリーモデルだが、メタボの中年のオッサンが乗ってもそれなりに走ってくれる。
小豆島は一周100km弱だがアップダウンがきつく、2年前に参加した際はフロントの
インナーを使用しないと登り切れなかったが、今回は各部にアタリが出てきたのか、
全区間アウターのみで走破できた。
アウターとは言っても歯数は50/34のコンパクトクランクなのだが。。。

入念に調整したアテナも良い感じだ。
カンパらしくパシャパシャと歯切れ良くシフトが決まる。
若干大きめの作動音と手応えは、カワサキのトランスミッションのようで、
実に私好みである。
機械を機械として認識できる、作動音は大切である。
無音の自動車が巷に徘徊しているが、私としては大切なものが欠け落ちた機械なんて、
興味の対象外である。

ところでこのカンパニョーロ、調子を外すと不愉快極まりない。
調子を外して不愉快なのはシマノだろうがスラムだろうが同じだとはちょっとは思うけど、
リリースしてもワインドアップしてもカリカリと鳴るばかりでチェーンが頑として移動しようとしない。
そんな症状に一時陥っていたが、その時は一瞬捨ててやろうかという思いが脳裏を過ったほどだ。
結局、ディレーラーハンガーの歪みが主原因で、後はワイヤーテンションとインデックスの
ズレによってきちんと変速できない状態になっていた。

ハンガーの歪みは2年前のこのイベントで曲がり切れずにガードレールに接触・落車した為で、
買った自転車屋で修理して貰ったが、ハンガーを交換しただけでアライメントの確認を
怠った模様である。その後、不調に腹を据えかねて、通販でディレーラーハンガー修正ツールを
入手。測定した結果、酷く歪んでいることが判明し、リムに対してハンガーの平面度を
0.3mm程度まで追い込んだ結果、抜群のシフトフィールを得ることができた。

なんと、リムの上下で15mm程も開きがあったのだ。これだけ歪んでいると、カセットと
ディレーラーのプーリーが大きく折れ曲がっているように見える。
この状態だと、ビンディングを嵌めるためにペダルを半周逆回転させただけで
チェーンが落ちるのだ。

そんな事は修理した際にチェックしてくれても良さそうなものだが、してくれないんだな、これが。
しかしまぁ、その状態で半年も乗った私も私だ。
無知とは恐ろしいものである。
まぁ、私は自転車屋にとって上客では無いようなので、その程度の対応なのだと諦めた。
自分の事は自分で何とかしよう・・・というのが私の基本スタンスでもあるので、
これも勉強だと思うことにした。
ツールは高価だったし、エエ加減な自転車屋には残念な気持ちではあったが、
カンパの素晴らしさを実感することもできたので、結果ヨシとしよう。

という訳で、ほぼ完調のDE・ROSA TEAM09、抜群にお気に入りの一台なのである。




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コメント 4

ash_institute

自転車屋の対応にちょっと嫌な思いをしてしまっていらしたんですね。
でもそれを自分で解決してすばらしいフィーリングを得てしまうところがさすがです。
同僚の方もイタリアンブランドで何だか楽しそう。一緒に走れる同僚の方がいらしてうらやましいです。

by ash_institute (2014-12-10 16:14) 

sato

まぁ、よくあることで、壊したら修理じゃなくて、次々と新しいものに移行する客が上客という定義のようでして、人それぞれなので敢えて何も言いませんが、良いものを長く大切に使うという私のスタイルとは相容れないものがあるようです。残念ですが仕方ありません。
でも、自分で整備するということは、機械の本質を理解する上でも重要なことだと思います。本質を理解するが故に見えてくる世界もありますので。
自転車はイタリアブランドが優勢ですしね。チネリ、コルナゴ、ピナレロ、ウイリエール等々、いろいろ居ます。楽しいですよ。
by sato (2014-12-10 23:37) 

じぃ

クルマもバイクも自転車も部品レベルから自分でやっちゃうsatoさんすごい
by じぃ (2014-12-15 06:34) 

sato

いえ、フツーだと思っとりますw
by sato (2014-12-15 22:18) 

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