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QP定期整備 [MASERATI]

さて、今週末は関東に出向くつもりであったが折り悪く週末に海外出張が入り、
帰宅したのは土曜に日付が変わった直後と言う事もあって、上京はキャンセル。

土曜は疲労のあまり寝込み、日曜になってようやく作業開始できた。

散らかり放題の作業スペースを片付け、久方ぶりのドック入り。

PC211588.JPG

早速リフトアップしてオイル交換開始。

PC211589.JPG

トランスミッションもオイル交換する。
ゲトラグの文字が見えるMTは、トンネルの広さに比してコンパクトだ。
ATはぎっしり詰まった印象があるので、フロアはATと共通なのだろう。
おかげで作業が楽である。
交換したオイルはシェル・スパイラックスEP#80w
以前は75w-85というマルチグレードを使用していたが、近年カタログ落ちしたため、
#80というシングルグレードを使用している。
ちなみに純正指定は80wなので、指定通り。
一方シャマルはAGIP ROTRA FEが指定であるが、粘度の指定は無い。
75w-80または75w-90のどちらかを使用することになる。
APIの指定はGL-4となっており、これがスパイラックスを使用する主な理由である。
現在GL-4は選択肢が限られるのだ。
APIのグレードは上位互換ではないので要注意だ。
特にシンクロナイザーの摩擦がフィールに大きな影響を与えるMTの場合は
上位のグレードを使用すると操作感が悪くなったりした経験がある。

PC211590.JPG

マフラーに異常は無い。触媒にはマセラーティの刻印があるが・・・・
何故かこの年式では採用されていない棒付きのマークだ。
バッジをこの意匠に変更することが、この時点で決まっていたということなのだろうか?
この意匠はこの車の何処にも見当たらないし、取説などにも見つからない。
謎である。

PC211591.JPG

リアブレーキもドリルドディスクなのだが、内側から見るとこのように孔がダストで
埋まってしまっている。掃除しようと思ったが、オイル換えながらバイクの修理をしたり
しているうちに忘れてリフトから降ろしてしまった・・・
また今度やろう。

PC211592.JPG

デフはフェラーリ製だと聞いた事があるが、何処にも馬のマークなんか付いていない。
中期モデルには付いていたのだろうか?

PC211594.JPG

デフもオイル交換。こっちはシェル・ゲルコオイル5090LS#90
MTは#80でこっちは#90だが、驚くほど粘度が違う。
#90は少しシャバい感じの蜂蜜みたいな油だ。ポンプを押すのに骨が折れた。
というのも、この車、給油口にノズルを挿しても奥に入ってくれず、手で押さえておかないと
抜けてしまうのだ。なので、片手でノズルを保持して反対側の手でポンプを突かねば
油を圧送できない。

メーカー指定は80w-90だが、前述の通りシェルのギアオイルにマルチグレードが無い。
シャマルも同様だが、APIのグレードがGL-5になっており、このことから5090LSを
チョイスして共用化している。

ねばさを見て油の番手を守るのは大事だと感じた瞬間であるが、実はエンジンは守っていない。
指定では10w-60とかいうこれまたとんでもない硬い油を使えと書いてある。
そんなのシェルのラインナップに無いし・・・
シャマルは10w-40が指定粘度となっているのでこれで十分であろう。
という訳で、シェル・ヒリックス・ウルトラ10w-40を使用中。

タイヤのトレッド面を点検し、例のメカニカアッティバのリンク(ピットマンアームと言うか?)
のベアリングにグリスアップしてリフトから降ろした。
その後、冷却水のリザーバータンクに精製水を補給し、パワーステアリングのリザーバーにも
ATFを補充した。
やはりステアリングラックから油が滲んできている。
近い将来手を入れねばなるまい・・・

今回はこれにて完了。

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コメント 2

ash_institute

リフトもあってすごく充実してますね。うらやましいです。
マフラーに異常が無いのはいいですね。サイレンサーの中の造作や腐食して外側まで錆びて
穴が開くのも多いと聞きますが、環境が良くてまめに見てあげてるのがいいんでしょうか。
何にしても、知識も技術もあって、クアトロポルテはじめ、他も車やバイクもちゃんと
ご自身で面倒見てらしてすばらしいです。

by ash_institute (2014-12-22 10:11) 

sato

最近は老視でウマを掛けて潜っての作業が辛くなりまして・・・w自宅を新築する際に中古のリフトを自分で据え付けました。おかげで離れて見ることができるようになったので、見なければやらなかった重整備までやらざるを得ない悪循環(?)に陥ってます。
QPのマフラーは、触媒以降は社外品でした。やはりノーマルは腐るようで、シャマルも腐り落ちました。内外両側から腐食するので手の打ち様が無いですね。せめてもの策として、内部に水が溜まらないように停車状態での暖機は最低限にして、始動したらなるべく走って水分を溜めないようにしています。
by sato (2014-12-23 06:23) 

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