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750TURBO  ヘッドオーバーホール8 [BIKE]

ご無沙汰です。

塗装の完了したシリンダーを組立てている最中に、事故発生。

極端に張力の強いピストンリングがなかなか収まらず、四苦八苦していて
ようやく全部入ったと思ったら、なんかカムチェーンガイドの位置が変。

!!!!

溝から脱落してケース内に落ち込んでいる。

で、このチェーンガイドの支点部分にはゴムのダンパーが2個乗っかっているのだが・・・

P4291593.JPG

恐る恐る引っ張り出してみると、2個とも無い。
ガ~ン!嘘だろ?
チェーントンネルから覗き込むも、不精してオイルを抜いていなかったので
油面が見えるだけ。
その日は熱が出て寝込んだのでした。


さて、後日、気を取り直してオイルを抜いてみた。
改めて捜索するも見当たらず。

そこで、駄目で元々の精神で、ピックアップツールで闇雲に引っ掻き回すこと
15分。ようやく一個摘出。

11164811_687349981411195_7124835483794607090_n.jpg
写り悪いですが。

残りを小一時間つまみ出せないかトライしたが、玉砕。
諦めてオイルパンを外す事にして、部品の発注のためバイク屋さんへGO。

ところが、肝心のガスケットが欠品。
とりあえず落とした部品を回収しないことには組立てられない。回せない。
背に腹は替えられないので同系エンジンであるZR-7のパーツを発注した。

何が違うかといえば、ターボのガスケットはオイルパンを仕切るように広い範囲で
平面が設定している。
一方、NAのエンジンは、オイルパンの周囲のみシールするタイプだ。
ターボのガスケットにはバッフルプレートの役目も持たせているようなのだ。

クランクケースの形状は同じなので、多分周囲だけのガスケットでも機能は果たすし、
実用上もさほど問題にはならないと予想するが・・・

そこで、あちこち検索すると、某ショップで製作していることが判明した。
送料込みで10000円弱と高価だが、この際仕方ない。
ひとまず発注しておき、その間にオイルパンを分解した。

P4291591.JPG

取れた。寝転んでの作業は辛い。
バイクリフトを買っとけば良かったと、少しは思ったが、こんな重整備、
今後するかどうか判らんしなぁ。

P4291590.JPG

ハイ、ありました。
これで心配事はとりあえず全部クリアー。

午後からバイク屋へ部品取りに行ってこよっと。
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ash_institute

見つかって良かった。熱が出て寝込むほどのショックから良く立ち直られましたね。
ピストンリングがやたらはめにくいのはターボ特有の仕様なんでしょうか?
by ash_institute (2015-04-30 00:27) 

sato

部品を落としたのには理由があるのです。
古い、当時のサービスマニュアルにはこのダンパーゴムのことは触れられておらず、最近まで現行だったZR-7のマニュアルには、隅のほうに小さく「ゴムを接着しておくこと」と書かれていました。

組み込む前に戸惑ったのに英文のマニュアルしか読まなかったことと、組み込む際に、「落ちそうで怖いな」と思ったにも拘らず、頭の隅にこの危険性を感じていながら作業を進めてしまって懸念通りの結果を生じた自分にショックでした・・・
by sato (2015-04-30 05:30) 

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