S-601 納車整備7 [ラビット]
さて、シリンダーの組み立て。
ピストンはリングも外して溝を入念に掃除した。
ピストンピンは、スムースに抜き差しできるように、目の細かいペーパーで
ピン穴内面を仕上げておいた。
クランクケースのベース面を脱脂しておいて、ガスケットを貼り付け、リングの位置決め
ノックピンに注意しながら慎重にシリンダーを取り付ける。
シリンダーが納まったら、軽く固定ナットを掛けておいてから数回クランクを回して
滑らかに動く位置を出す。
ラビットにはシリンダーのノックピンが無いのでこの作業が必須。
対角にシリンダーの固定ナットを締め付けて、取り付け完了。
締め付けトルクは2kgf/m。
次はヘッド。シリンダーほど気を使う必要は無いが、ガスケットの当たり面は
入念に掃除して、オイルストーンを掛けておく。
ここも十分脱脂してからパーマテックスを塗布したヘッドガスケットを載せる。
601のヘッドガスケットは変な形をしていて、真円ではない。
スキッシュ効果を狙ったのかとも思ったが、よく判らんな。真相は不明だ。
一応、燃焼室内面は綺麗に掃除をしておく。
前回分解された際に付いたと思われる傷が多数あったので、これも磨いて消しておく。
本当なら修正面研を掛けたいところだ。
ヘッドは締め付けトルクが2.6kgf/m。数回に分けて締め付けた。
続いてチェーンケース。
ケースに残っていたベアリングを引き抜く。
別に問題は無いのだが、標準クリアランスのベアリングのようなので、ここはC3をチョイスして
耐久性重視とする。C3のベアリングは音は多少出るが、破損のトラブルが出にくい。
なので、駆動系にはこれを使用することにしている。
カバーのアイドラーベアリング。
これって、ストッパーも何もなく、ただ嵌っているだけ。位置決めはケースとツライチのようだ。
これでもまぁ、機能的には問題無いが、設計思想としてはどうなのよ・・・
叩くと割れそうなのでプレスで押し出し、圧入もプレスで行った。
続いてアクスルシャフト。
このベアリングもプレスで圧入する。
この後、シャフトをケースに組み込むのだがこれが難儀した。
嵌め合いが硬く、プラスチックハンマーで叩いたくらいでは入ってくれない。
仕方なくこれもプレスで圧入するが、ケース側も両方からベアリングを圧入する
構造なので、そこにシャフトを押し込むと、反対側のベアリングが抜けてくる。
ジグを様々に工夫しながら何とか規定の位置にシャフトを納めたが、
サービスマニュアルによると手工具だけでインストールするようだ。
ちょっと無理。
もし、次回やるなら専用の圧入工具を作ろう。
さて、折り返し地点は過ぎた。
次はトルコンのシールだ。
ピストンはリングも外して溝を入念に掃除した。
ピストンピンは、スムースに抜き差しできるように、目の細かいペーパーで
ピン穴内面を仕上げておいた。
クランクケースのベース面を脱脂しておいて、ガスケットを貼り付け、リングの位置決め
ノックピンに注意しながら慎重にシリンダーを取り付ける。
シリンダーが納まったら、軽く固定ナットを掛けておいてから数回クランクを回して
滑らかに動く位置を出す。
ラビットにはシリンダーのノックピンが無いのでこの作業が必須。
対角にシリンダーの固定ナットを締め付けて、取り付け完了。
締め付けトルクは2kgf/m。
次はヘッド。シリンダーほど気を使う必要は無いが、ガスケットの当たり面は
入念に掃除して、オイルストーンを掛けておく。
ここも十分脱脂してからパーマテックスを塗布したヘッドガスケットを載せる。
601のヘッドガスケットは変な形をしていて、真円ではない。
スキッシュ効果を狙ったのかとも思ったが、よく判らんな。真相は不明だ。
一応、燃焼室内面は綺麗に掃除をしておく。
前回分解された際に付いたと思われる傷が多数あったので、これも磨いて消しておく。
本当なら修正面研を掛けたいところだ。
ヘッドは締め付けトルクが2.6kgf/m。数回に分けて締め付けた。
続いてチェーンケース。
ケースに残っていたベアリングを引き抜く。
別に問題は無いのだが、標準クリアランスのベアリングのようなので、ここはC3をチョイスして
耐久性重視とする。C3のベアリングは音は多少出るが、破損のトラブルが出にくい。
なので、駆動系にはこれを使用することにしている。
カバーのアイドラーベアリング。
これって、ストッパーも何もなく、ただ嵌っているだけ。位置決めはケースとツライチのようだ。
これでもまぁ、機能的には問題無いが、設計思想としてはどうなのよ・・・
叩くと割れそうなのでプレスで押し出し、圧入もプレスで行った。
続いてアクスルシャフト。
このベアリングもプレスで圧入する。
この後、シャフトをケースに組み込むのだがこれが難儀した。
嵌め合いが硬く、プラスチックハンマーで叩いたくらいでは入ってくれない。
仕方なくこれもプレスで圧入するが、ケース側も両方からベアリングを圧入する
構造なので、そこにシャフトを押し込むと、反対側のベアリングが抜けてくる。
ジグを様々に工夫しながら何とか規定の位置にシャフトを納めたが、
サービスマニュアルによると手工具だけでインストールするようだ。
ちょっと無理。
もし、次回やるなら専用の圧入工具を作ろう。
さて、折り返し地点は過ぎた。
次はトルコンのシールだ。
2015-05-31 09:11
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