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117クーペ ハンドルリペア3 [ISUZU]

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これで多分5コート位。塗った回数は忘れた。
あんまり変わり映えしないが、確実に凸凹は減ってきている。が、割れているところの溝が
埋まらない。やっぱりパテで補修しないと駄目か?

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(推定)6コート目。
やっぱり1週間以上置かないと、研いだときの仕上がりが悪い。
できるだけ薄くコートして長めのインターバルで硬化させる必要があるようだ。
カシューは手間が掛かるというのはこういう事なのだろう。

以前クアトロポルテのウッドパネルを補修した際は「透き」を使ったが、今回はネオクリヤー
だけを塗り重ねている。クーペのハンドルはこのほうが良さそうだ。
原液を見ると濃い赤茶色。塗り重ねるとネオクリヤーでも十分に染まりそうだ。

次回は・・・また来週。

S-601顛末2 [ラビット]

さて、充電しなくなったMy601。

何が悪いのか。

私はこの手の電気系統が嫌いである。
セルとオルタネーター、ラビットはダイナモだが、これは別系統にするべきだ。
トラブルシューティングが面倒であるし、やはり今時の永久磁石が回転するタイプの
発電機が簡単で良い。
まぁ、当時は磁石の技術もそれなりだったろうから、セルとダイナモを兼用させることで
合理的な設計と言う事になったのだろうと思う。

セルダイというのはいわば直流電動機で、電気を与えてやればモーター、
軸を回せば発電機である。

なので、ずっと回りっぱなしであるが、電機子巻線から電気を取り出すためのブラシが
存在し、それが運転中ずっとコンミテーターと呼ばれる端子にこすれている。

車のセルモーターも同じ構造だが、これはエンジンを掛けるときしか回転しないので、
大抵の場合は車を捨てるまで使える事が多い。

一方ラビットはこのブラシが擦れっ放しなので、これを原因とするトラブルを何度か経験している。
過去に経験したトラブルは、ブラシの削りカスが堆積したことによる発電機内部のショートである。
この時はフィールドコイルを焼いてしまい、修理不能となってしまった。

とりあえず分解して原因調査。

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こんな調子でシュラウドを外すのも一苦労。
スパナが振れない、スパナが入らないなんてザラ。
何度も書くが、整備性を軽視したレイアウトが嫌いだ。もうちょっと何とかできなかったものか。

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ファンを抜くとセルダイナモのブラシが見える。
全体的に薄汚れてはいるがそれほど酷い訳ではない。
ブラシを抜いて、4箇所の固定ビスを抜くとダイナモ本体が外れる。

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内部は真っ黒け。ひとまず入念に洗浄した。
バームクーヘンみたいな部分がフィールドコイル。布とワニスで絶縁されているが、
高温になったり水に漬かったりすると漏電するようである。
そんな状態で使えなくなったフィールドコイルがいくつか旧ガレージに転がっている。
何とか修理できないものか・・・

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パーツクリーナーで洗浄して、割ときれいになった。
この後テスターで各部の導通を確認する。
・・・何処も悪くない。絶縁も良好。

配線図とにらめっこしながらハーネスのチェックを行う。
ハーネスも良好。残るはレギュレーター。

コイツはチリル式の電圧制御を行う方式だ。
電磁石で接点を切り替えることでフィールドコイルの磁力を調整して発電量をコントロールする。
なんともメカニカルな構造だが、まぁ、これはこれで十分。
動作もOKのようだ。

では何が原因か?
ブラシの磨耗も磨耗限度以下だが・・・と思いながら再度組み立ててセルを回してみようと
するものの、やっぱり駄目。

キックすれば始動は可能なので、エンジンを掛けてみたが、やっぱりチャージランプが点灯
したまま変化無し。
数回これを繰り返したところで、メインスイッチOFFなのにランプが消えない。
ONにすると消灯する。エンジンを掛けると点灯。止めると消灯。キーOFFで点灯・・・
と訳のわからない状態になった。

半分パニックになりながら慌ててバッテリーの端子を外す。
変な所に電気が流れて燃えたら大変だからだ。

再度電気系統を総チェック。
やっぱりおかしいところは無い。

組み立てながら、ふと気になったのはブラシの状態。
基準値まで後1mmほどあるが、スプリングはホルダーの中に潜り込んできている。
組み立てた状態で導通を測るとちゃんと接触しているようで導通している。

でもやっぱりセルは回らない。
さっきの変な症状は消えたが???

と、何気なくブラシを指で触りながらセルボタンを押すと火花を散らして回転を始めた。
そのまま始動。でもチャージしない。
この状態でブラシに触れるとまたもや火花が出てチャージランプが消えた。

原因判明。ブラシだ。
停止状態ではブラシとコンミテーターが接触して導通するが、セルを回すなど
大電流を流そうとすると、抵抗が大きくて流れない。
ブラシが磨耗して張力が不足しているのだろう。
回転しても、張力不足のためブラシが追従できず、充電不良を起こしていたようだ。

乾電池駆動のテスターでは問題無くてもオペレーションでは問題が発生する典型的な
パターンで、随分悩まされたがこれで解決だ。

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早速ラビットハウスの山田さんに連絡。送って貰ったのがリプロ部品のブラシだ。

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新旧比べてみると、こんなに長さが違う。

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クロメートが剥がれた本体は、金ニスで化粧直し。

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ブラシを組み付けて修理完了。


結論:
セルダイは定期的なメンテナンスが必要だ。



S-601顛末1 [ラビット]

「25回ラビットスクーターの集い」に参加した。
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フェリーを予約していたのだが、何を思ったのか翌週で予約していることが出発直前で発覚!
仕方なく、徳島まで走って和歌山に渡ることにした。

修理したトルコンは快調の模様であったが、徳島のフェリーターミナルで確認すると、
なんだか油が漏れている。
薄暗くて何処から漏れているのか判らない。
とりあえずウエスで拭き取り、和歌山へ。

結構なペースで走っていたせいか、えらい勢いで燃料系の針が下がる。
途中で給油しようと24h営業のスタンドを探すが、あるのは朝鮮系のプリペイド
カードでしか入れられない、お釣りの出ない無名SSばかり。

1リットルだけ予備タンクを携行しているので、走れるところまで走ろうと進むうち、
五條市まで来てしまった。針は落ち切っているがまだガス欠の症状は出ない・・・
と、小さなシェルのSSの前でオッチャンがロープを外しているのを目撃。
時間は午前6時過ぎ。
ちょっと待ってようやく給油できた。

十分明るくなってきたのでオイル漏れを確認。
明らかにトルコンオイルだ。が、何処から漏れているのかやっぱり判らないが、
タンクの周辺までドロドロだ。
これはタンクかホースが怪しいと踏んで、朝早いが田原本の嫁の実家に電突!
お父さん起きたところで申し訳ないが、立ち寄る旨伝えて実家へGO。

とりあえずこれ以上漏れるのを防ぐため、キャップの内側の蓋を取り外して
内圧が掛からないようにした。

程なく田原本到着。朝飯食わせて貰ってから早速工場で点検。
オイルタンクの取り出し口の根元にクラックが入っているのを発見。
工場というか倉庫内を捜索すること1時間、オイルタンクを発見。
汚いので洗浄した後エア圧をかけて、石鹸水で漏れ確認。
割れては無さそうなので、これに交換した。


後はひたすら琵琶湖を時計回りに一周して近江八幡に到着。
果てしない宴会が繰り広げられたのであった。(内容省略)

さて、その後大津へ抜け、来た道を辿って和歌山に戻るつもりが予想以上に
時間を食ってしまった事もあって、京奈和道を通ることにした。
全区間全開にまた全開で走るもやっぱり最高巡航速度は90km/hソコソコ。
100km/hで巡航できると豪語する人も居るが、メーターが甘いのでは?
出なくは無いが、明らかに回転数はオーバーレブ領域でトルク感はなく、
只回っているだけの状態だ。
音質が甲高くなり、ヤバイ感じが激し過ぎて俺には無理。

そうこうしている内に終点になって和歌山市の手前で一般道に降りた。
が、なにやらメーター内で赤いランプが点灯。

エンジンは回っているし、灯火類も問題無く作動しているのでそのまま
フェリーターミナルまで走った。

そこで再始動しようとするも、セルはウンともスンとも言わず、セルでの始動は
不可能となった。もう夕刻。徳島に到着するのは20時過ぎだ。
バッテリー点火なのでバッテリーの容量を使い切ったらその時点で走行不可能になる。
夜間バッテリーの容量だけで高松まで戻るのは無理と判断して、徳島の友人宅で
預かってもらった。

その時代車で借りたのがこれ。
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11PSから110PSに!
あまりのパワーにクラクラしながら高松道をすっ飛ばして帰宅。
翌日軽トラに積んで601を引き取りに行ったのだった。

続く。

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