クアトロポルテ近況 [MASERATI]
さて、ここを訪れている奇特な方々、ご無沙汰です。
すっかり現状の生活に嫌気が挿して、何もかも捨ててしまおうと思ったのですが
なかなか染付いた習慣というか、生活スタイルって変えられないもので…
車もバイクも半年以上放置した結果、どれもこれも動けなくなってしまう始末。
仕方ない、少しは弄らねばと再開する次第。
まずはクアトロポルテから。
昨年12月に車検が来て、受けはしたものの、その後調子を崩してそのままお不動さんに。
車検前、整備はというと、オイル交換、ブレーキフルード交換だけ。
ABS付のブレーキフルード交換は初めてだったが、なんのことなく完了。
デフオイルは馬鹿みたいに大きなドレンボルト。無駄に大きい。
オイルはいつものヒリックス・ウルトラ。
ついでにクラッチのオペレーションフルードも交換した。
当たり前だが、なんの変化もなし。
そして、年が明けて2月(だったかな?)
所要で岡山まで走った際、妙に再始動がし難いなと思ったらバッテリー上がり。
オプティマに交換して半年も経っていない。
渋滞に嵌るとダメみたいで、1時間ほどでバッテリーが空になる。
それだけではなく、1週間ほど置いておくだけでバッテリー上がりになる。
発電量が少ないのかと、止めている間充電器を繋ぎっ放しにしていたが、やはり始動が
心もとない。
まずは、事象別に整理して原因を探ることにした。
まずは放置中のバッテリー上がり。
セキュリティが原因という噂があり、どうやらドアロックユニットが電気を使い過ぎているらしい。
そこで、トランク左側にあるドアロックユニットを撤去。
これを外してしまうとリモコンドアロックが利かなくなるが、この車はホーネットが付いているので
純正ドアロックを使用することはまずないので迷わず外す。
結果⇒多少マシかな?
続いて発電量のチェック。
メーターパネル内の電圧計では常に12v付近。ファンが回ると11v台に突入。
普通ならこの時点でオルタネーターお亡くなりの診断を下すが・・・・
バッテリー端子でアイドル中の電圧を測ると14v強。
ファンが回っても13v台後半だ。
よくある話で、メーターの電圧検出ポイントに問題ありで、バッテリー電圧を示さないのだ。
ひとまずオルタはシロ。
バッテリー上がりはセキュリティが問題だったとしておこう。
電気を食いすぎるため、充電器を繋いでいても、いつまでもチャージのままでトリクルモードに
移行しない訳だ。
後日確認すると、ちゃんとトリクルモードになっていたのでおそらくこれで解消するだろう。
少なくともバッテリーの容量を使い切るまでは止まらないはず(^^;
バッテリー上がりの容疑者はドアロックコントロールユニットだ。
外してみたところ、イタリア製の汎用品のようだ。ケースの造りから粗雑でさもありなん。
それでもエンジンの掛かりは悪い。
続いての容疑者はセルモーター。
英国の部品商から新品を入手したが、交換する前に疑問が持ち上がる。
はたしてセルが本当にダメなのだろうか?
確かに回る音が変だ。
回転数も低い気がする・・・というか、なんか回転にムラがある感じで、エンジンの抵抗が
クランクの位置で一定でないような・・・?
それにしてもクランクは回っているのだから、掛かりそうなものだ。
そうこうしているうちに、いよいよ始動しなくなってそのまま放置してしまった。
やがて春になり…
そろそろ直そうと思い立ち、久しぶりにクランキングしてみた。
やはり掛からない。
しつこく回していると、嫌々ぐずりながら始動するも、アイドルしない。
何度もやっているうち、何とか回るようにはなってきたが、調子は悪いままだ。
思いおこせば車検を受けたあたりから何となく調子が悪く、燃費も悪くなってきていた。
ガスも少しHC臭い。
もしかして、燃圧が低いのではと思い、圧力測定をしてみた。
予想に反して正常だ。3.2barで保持している。
始動してブリッピングすると、一瞬4bar付近に跳ね上がって落ち着く。
燃料系統はシロ。
あとは点火系統だな。
複数の筋からクランクセンサーやカムシャフトセンサーの不調を指摘されたので、そこから
総当たりでチェックすることにした。
まずはカプラーのチェックから。
4か所のカプラーを外して洗浄して、カーボングリスを端子に塗って組み立てた。
この時点で始動チェック。
おお!
エンジン掛かる!!!
けど、タコメーター動かない。
ちょっとバラつくなと思っていたら、いきなり調子良くなった。
一旦エンジン停止して、配線を元通りタイラップで固縛。
クランクセンサーを見ると真っ黒けなので、今度は本体を洗浄してみた。
かなり鉄粉が付着しているようで、しつこく洗浄液でふき取って掃除する。
もう一度トライ。
今度はタコメーターも動く。
タイヤの空気圧をチェックして、メカニカアッティバのグリスアップをしてリフトから降ろす。
試走した結果、完全に元の調子を取り戻した。
エンジン始動不良の原因は・・・・
①バッテリー上がりが原因で、クランキングが弱い
②センサーの不調できちんと火が飛ばず、始動性悪化
こんなところか。
その後、一般道をウロウロしていたら、別な問題を発見。
続く
すっかり現状の生活に嫌気が挿して、何もかも捨ててしまおうと思ったのですが
なかなか染付いた習慣というか、生活スタイルって変えられないもので…
車もバイクも半年以上放置した結果、どれもこれも動けなくなってしまう始末。
仕方ない、少しは弄らねばと再開する次第。
まずはクアトロポルテから。
昨年12月に車検が来て、受けはしたものの、その後調子を崩してそのままお不動さんに。
車検前、整備はというと、オイル交換、ブレーキフルード交換だけ。
ABS付のブレーキフルード交換は初めてだったが、なんのことなく完了。
デフオイルは馬鹿みたいに大きなドレンボルト。無駄に大きい。
オイルはいつものヒリックス・ウルトラ。
ついでにクラッチのオペレーションフルードも交換した。
当たり前だが、なんの変化もなし。
そして、年が明けて2月(だったかな?)
所要で岡山まで走った際、妙に再始動がし難いなと思ったらバッテリー上がり。
オプティマに交換して半年も経っていない。
渋滞に嵌るとダメみたいで、1時間ほどでバッテリーが空になる。
それだけではなく、1週間ほど置いておくだけでバッテリー上がりになる。
発電量が少ないのかと、止めている間充電器を繋ぎっ放しにしていたが、やはり始動が
心もとない。
まずは、事象別に整理して原因を探ることにした。
まずは放置中のバッテリー上がり。
セキュリティが原因という噂があり、どうやらドアロックユニットが電気を使い過ぎているらしい。
そこで、トランク左側にあるドアロックユニットを撤去。
これを外してしまうとリモコンドアロックが利かなくなるが、この車はホーネットが付いているので
純正ドアロックを使用することはまずないので迷わず外す。
結果⇒多少マシかな?
続いて発電量のチェック。
メーターパネル内の電圧計では常に12v付近。ファンが回ると11v台に突入。
普通ならこの時点でオルタネーターお亡くなりの診断を下すが・・・・
バッテリー端子でアイドル中の電圧を測ると14v強。
ファンが回っても13v台後半だ。
よくある話で、メーターの電圧検出ポイントに問題ありで、バッテリー電圧を示さないのだ。
ひとまずオルタはシロ。
バッテリー上がりはセキュリティが問題だったとしておこう。
電気を食いすぎるため、充電器を繋いでいても、いつまでもチャージのままでトリクルモードに
移行しない訳だ。
後日確認すると、ちゃんとトリクルモードになっていたのでおそらくこれで解消するだろう。
少なくともバッテリーの容量を使い切るまでは止まらないはず(^^;
バッテリー上がりの容疑者はドアロックコントロールユニットだ。
外してみたところ、イタリア製の汎用品のようだ。ケースの造りから粗雑でさもありなん。
それでもエンジンの掛かりは悪い。
続いての容疑者はセルモーター。
英国の部品商から新品を入手したが、交換する前に疑問が持ち上がる。
はたしてセルが本当にダメなのだろうか?
確かに回る音が変だ。
回転数も低い気がする・・・というか、なんか回転にムラがある感じで、エンジンの抵抗が
クランクの位置で一定でないような・・・?
それにしてもクランクは回っているのだから、掛かりそうなものだ。
そうこうしているうちに、いよいよ始動しなくなってそのまま放置してしまった。
やがて春になり…
そろそろ直そうと思い立ち、久しぶりにクランキングしてみた。
やはり掛からない。
しつこく回していると、嫌々ぐずりながら始動するも、アイドルしない。
何度もやっているうち、何とか回るようにはなってきたが、調子は悪いままだ。
思いおこせば車検を受けたあたりから何となく調子が悪く、燃費も悪くなってきていた。
ガスも少しHC臭い。
もしかして、燃圧が低いのではと思い、圧力測定をしてみた。
予想に反して正常だ。3.2barで保持している。
始動してブリッピングすると、一瞬4bar付近に跳ね上がって落ち着く。
燃料系統はシロ。
あとは点火系統だな。
複数の筋からクランクセンサーやカムシャフトセンサーの不調を指摘されたので、そこから
総当たりでチェックすることにした。
まずはカプラーのチェックから。
4か所のカプラーを外して洗浄して、カーボングリスを端子に塗って組み立てた。
この時点で始動チェック。
おお!
エンジン掛かる!!!
けど、タコメーター動かない。
ちょっとバラつくなと思っていたら、いきなり調子良くなった。
一旦エンジン停止して、配線を元通りタイラップで固縛。
クランクセンサーを見ると真っ黒けなので、今度は本体を洗浄してみた。
かなり鉄粉が付着しているようで、しつこく洗浄液でふき取って掃除する。
もう一度トライ。
今度はタコメーターも動く。
タイヤの空気圧をチェックして、メカニカアッティバのグリスアップをしてリフトから降ろす。
試走した結果、完全に元の調子を取り戻した。
エンジン始動不良の原因は・・・・
①バッテリー上がりが原因で、クランキングが弱い
②センサーの不調できちんと火が飛ばず、始動性悪化
こんなところか。
その後、一般道をウロウロしていたら、別な問題を発見。
続く