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整備諸々 [自転車]

通勤で自転車に乗っていると、車道って思った以上に汚く閉口する。

まず雨の日。
車道に降り積もった排ガスの粒子やタイヤの粉等が雨水に溶けて真っ黒な水に。
それをタイヤが跳ね上げて全身真っ黒けになる。
ウエアに染み付いた汚れは洗濯しても落ちない。

路肩にはいろんなものが落ちている。
落ち葉、小枝、小石。
こんなものはまぁいい。
困るのが動物性のもの。
雨上がりや早朝はカタツムリやナメクジ、春先から夏場にかけては毛虫の大群。
夏の夜はさまざまな甲虫類。こんなの踏んだら嫌である。
冬場は轢き逃げされた狸や鼬の親子なんかが哀れにも路肩に横たわっている。
なんともしてやれない。合掌。

動物を轢殺しても何とも思わないような奴は自転車相手でも同じなんだろうと
思われるし、それが我が物顔で我輩の通勤路を走っていると思うとゾッとするのである。
無念に息絶えた狸の姿は明日の我が身かもしれないのだ。
他にもコンビニ弁当のガラ、ペットボトル、雑誌、等々、およそ世の中に流通している
ものの多くが落下していると思われる。

特に五色台トンネルの高松側、何故か薬壜やドリンクの空き瓶が投げ捨てられている。
毎朝新しいのを見かけるし、薬壜はわざわざラベルを剥がした風邪薬のものだ。
これを叩きつけて割っている。
明らかに故意だ。

巷の噂によればこの辺、具合の悪い連中が多いそうで、こういった所業をする
変質者も居るのだろう。毎年年の瀬にはこの付近に火付けが出没するし。
桑原桑原。

で、最近続けてパンクした。

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原因はこれ。何だろう、えらく硬い針金というか切り屑見たいなやつである。
たったこれだけでパンクするほど700-23Cのタイヤは薄い。
深夜に会社の帰りでウチまで4km近くあったため、家人に軽トラで迎えに来てもらった。

これを修理して翌週、今度は後輪がパンク。
朝、出勤しようとするとペッちゃんこ。
後輪は異物が残っておらず、何が刺さったのか不明。

これを修理していて空気を入れた際にチューブを挟んでいたのかタイヤの耳が落ち、
空気を抜く間も無くあっさりチューブが破裂。新品のパナレーサーがゴミに(泪
2週間で3本もチューブを駄目にしてかなり凹み中・・・

この23Cのチューブって上手く修理できないのでパンクしたら交換している。
修理する良い方法があれば教えて欲しい。

パンク対策として、磨耗したタイヤも一因なので、とりあえずタイヤも交換した。

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通勤ビアンキはコンポがSORAなので性能はイマイチだが、それなりに使えている。
変速性能は上位モデルと比較して明らかに劣るそうだが、通勤程度ならこれで十二分だ。
が、最近チェーンが伸びてきたのかトップギアで時々チェーンが落ちるようになってきた。
困ったことに、トップの外側にチェーンが落ちるとフレームとカセットの間に噛み込んで、
突然ペダルがロックされる。
こうなると踏み込んでトラクションを掛ける事が出来なくなるのでカーブが非常に怖い。
トンネルの真ん中だと降りることもままならないし、非常に危険である。

我輩、バイク海苔なので足を止めてコーナリングが出来ないのだ。
よって下り坂でもずっと漕ぎっ放しである。

で、ディレーラーを調整してみたのだが・・・

Bテンションの調整が出来ないことが判明。
写真はインナー×ローギアである。
目一杯調整ネジを戻した状態でもストッパーに当たらない。
チェーンが長過ぎるのか?いや、逆に短いのか??どうなんだろう。。。???

我輩、車やバイクやフネの整備は金を貰えるレベルだが、自転車は素人である。
どうしてこうなるのか、何が正しいのか良く判らないのが実情なのだ。

とりあえず、出来るだけテンションを掛け、インデックス位置を僅かにロー側に移動させて
様子見することにした。
突然落ちるので、インデックスの問題では無いと思うのだが・・・


次いで、デローザのディレーラーも調整してみた。
昨年落車してディレーラーハンガーを曲げてしまい、自転車屋で交換してもらったけど
それ以来シフトの調子が芳しくない。
自転車屋曰く「カンパは調子悪いのが多い」とか言ってたが、本当にそうなのか?

マニュアル本を読みながら調整するも、どうしても音が出るし、いまひとつパシッと
シフトが決まらない。

そこで、ディレーラーハンガーがきちんと取り付けられているかを検証した。

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これまた通販で買ったトピークの測定工具。
ハンガーに工具を固定して回転させ、各所でのリムとの隙間を測るのだ。

・・・・・・メチャメチャズレてる・・・・上と下で1cm近く!?(絶句

ネットの情報ではアルミのハンガーは修正してはいけないとか何とか書いているのだが、
新品のハンガーで狂っているという事はフレームが曲がっているという事だ。
フレーム交換?冗談じゃない。
もうこのフレームは入手できないのだ。

説明書によると、歪が酷い場合はこの工具で捻って修正するそうだ。

アルミは加工硬化しやすく、脆いので注意深くテンションを掛けて修正した。
とりあえず、各所で1mm以内に収めることが出来た。
取扱説明書には4mm以内とあるので十分であろう。

この後フロントをアウターに、リアを5速にシフトして、ギアの直列を確認する。
ハンガーが内側に入り込んだ状態で調整していたため、かなりワイヤーの調整を
戻してようやく適正な位置になった。
念のためインデックスとBテンションも確認。
双方問題はなさそうだ。

本来はワイヤーを張り直すべきなのかもしれない。
後日落ち着いてじっくり観察してみよう。
これで治れば工具代なんか安いものである。

それにしても、落車以来一度も衝撃を与えるような事件は無かったので、
やはりフレームにダメージがあったのだろう。
構造的にもハンガーの取り付け部が薄く加工されており、ハンガーそのものが
歪むような力を受けた場合、ハンガーの固定部分も歪んで当然である。
落車してリアディレーラー周辺をぶつけた場合は要注意である。
今後は何としても右側への転倒は避けねばならない。

台風接近で外は大雨。
試運転は後日だ。

自転車弄り [自転車]

吊るしの自転車ってどうも宜しく無い面が多く、通勤快速のビアンキも
ブレーキに不満を抱えていた。
まぁ、強いて言えば全てに不満が無いと言えば嘘になるが、中でも我慢が
できなかったブレーキを改善した。

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ノーマルのテクトロのカンチブレーキは全然効かない。
これでもかと握り込んでも滑るように進んでいく。
元々シクロクロスなので、効き過ぎるとすぐにロックしてしまうのかもしれないが、
私の使い方ではアスファルトの上しか走らないので完全に役不足。
そこで、フェロード製のシューからシマノのアルテグラに交換した。

効果は絶大でロード並みとは行かないが、実用上問題ないレベルに効くようになった。

が、問題もひとつ。
リムにちょっとでも油分がつくと派手な鳴きが発生する。
フレームがビリビリするほどの派手な音響を発生。
調整が悪いのか、リムとの相性が悪いのか、ブレーキ自体の剛性不足なのか、
ちょっと困惑中。


もうひとつ、ウチの坊主のルイガノを改造。

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こんなのを付けてみた。
シマノ ネクサス インター3である。
元々このLGS-J20に変速機能は無い。
最初は外装変速を追加しようと思ったが、エンド幅が124mmだし、
トラックエンドなので細工をしないとディレーラーを装着できない。
入手できる20インチホイールのOLDの問題もあって、内装をチョイス。

ちと重いが、メンテナンスフリーに近いし、子供用には十分であろう。

何よりウチの坊主が外装変速を使いこなせるとは思えないw
3段でも怪しいもんだ(爆

という訳で、某オークションで入手したインター3組み込み済みの
20インチホイールを早速装着。

変速比の幅が大きく賛否両論のインター3だが、ノーマルJ20のギア比が
ショートに振り過ぎ気味のため、私のビアンキと一緒に走ると30-25
(フロントトリプルの一番インナー×ローギア)の組み合わせでも
置いて行ってしまう。
一応マウンテンバイクなのでこんなものなのだろう。
そこで、コグを16から14に変更し、直結2速が少しロングになるように調整してみた。

結果は良好で、3速だと馬鹿みたいに回さなくても付いて来れるようになった。
(こっちは相変わらずインナーローだが)

問題は、「どうだった?」と問うと、「遅くなった」だと。
同じ速度でケイデンスが下がるのを遅いと表現している模様・・・
まぁ、小学一年生のときの私でも似たような受け答えだったろうと思い、諦めた。
その内気が付く日が来るだろう。

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ピアノタッチは子供の手に余るので、レボシフトを選択。
窓に数字が表示されるタイプのほうが子供にも判り易い。
ハンドル手前を握り難くなったが、そのうちハンドル幅を広げよう。

ハンドルはフラットバーハンドルを切り詰めて、バーエンドバーを装着。
バーエンドのブレーキレバーに変更して、バーテープを巻いた。
Vブレーキなので、引き代を変換するアダプターを装着してロード用のブレーキレバーに
対応している。

タイヤはミニベロ用のパナレーサーに替え、フレンチバルブのチューブを入れた。
リムの空気穴がイングリッシュなのでブカブカだが何とか使えている。
高圧で空気を充填できるメリットのほうが大きいと判断。

後はフロントホイールだ。
中国製のこのリム、精度がベラボーに悪く、どんなに調整しても振れが収まらない。
縦振れも酷く、インター3を買った店でいずれ組んでもらおうと思っている。
それ以前にハブの精度も悪過ぎで、玉押しを分解してやわらかいグリスに入れ替え、
プリロードを調整したがやはり重たい感じがする。
速度が乗らないのはここにも原因がある。

BBもしかり。
チェーンを外して手でクランクを空回ししたところ、馬鹿みたいに重たかった。
明らかに締め過ぎである。
ここも分解してグリスを詰め直す。
蜂蜜みたいなベタベタのグリスが塗られていた。
これじゃ、重いわな。

安い自転車はやっぱりそれなりだ。

DE ROSA [自転車]

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自転車を買った。
フツーの人が聞いたら「馬鹿じゃないの」と間違いなく言う金額を払った。
でも、余は満足じゃ。

どんどん、伊太利中毒になってる自分が居る。

この自転車、ハンドルとかタイヤ以外はほぼイタリア製だ。
9割方イタリア製。100%はあと少しの投資で可能。
こんな乗り物、他に無い。

何が良いかって、これは乗った人じゃないと、半分位しか判らないと思う。
まず、いちいち美しい。
全体的にバランスが良い。
各パーツの造詣が美しい。
なんたって、ホイールの名前が「シャマル」だ。

乗ると最初はびっくりする。
なんと安定しないことか。
ママチャリ感覚だと、走って止まることすら困難だ。
常に踏み込んでいないとフラフラする。
強く踏むと軽い車体はあっけなくフロントを持ち上げる。
窮屈なポジション。
調子が今一つよくない感じのシフト。

それを我慢しつつ暫く走るとなんだか馴染んでくる。
フラフラしないコツをなんとなく掴む。
シフトもだんだん思い通りに操作できるようになる。

ナーバスな面もたくさんあるけど、それはマセラーティだって同じだ。

カンパの小気味良いシフトを自分のものにしたら、指先から快感が湧いてくる。
あっという間に今まで自転車では到達したことのない速度域に達する。

パチパチと指先でシフトを繰り返しながら滑るように加減速して駆け抜ける。

まるで、自分の手足の神経が車体に繋がったかのように路面の情報が入ってくる。
道路の勾配もペダルを通して伝わってくる。

「この道、平坦だと思ってたけど微妙に坂道なんだな」
とかね。

テンションが上がってくると、どんどん一体感が強まる。
なんという高揚感。
なんという満足感。



・・・だけどイイコトばかりじゃないというのも後日判明。

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