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鳥肌 [荒野の素浪人]

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L900ムーヴ、スローパーです。
岡山のダイハツ販売店にあった中古車両ですが、ウチに来ることになりました。
とは云うものの、我輩が使うのではない。
新たなオーナーは我輩の実母で、後ろに乗るのは祖母である。
いろいろ訳あってこういうチョイスしかできなかったのだが、稀に孝行らしい事しても
罰は当たるまい。

で、先日から整備をしていたのだが、これまたフルエアロでリフトに載せ辛い。
モノコックの補強部分に当たるように馬を掛けて上げたが、まー、不安定なこと。
とりあえず、エンジンオイル交換とATFの交換を行った。

それにしても、この車走らない。遅い。
EF-VEが搭載されているが、とにかくトロいのだ。
この手の軽四がモタモタしていてイラつくことがあるが、モタモタしかできないと知った。
回せばそれなりに走るが、そのためには床まで踏みっぱなしになる。
しかも騒々しい。

吾輩が使うのであれば、ターボ付き以外の選択肢は無いであろうことは明白となった。

で、実家まで本日フェリーした。
盆休みの混雑した高速を100+で走る…いや、走ろうとしたのだが、上手く行かない。
少しでも登りになるとだんだん失速する。
踏み込むとキックダウンして加速を始めるが120オーバーまで走る。
が、戻すと80㎞/h以下まで簡単に落ちてしまう。
トルクが絶対的に足りない。

背が高くて居住性はそこそこ良いが、空気抵抗も半端じゃなくて、完全にパワー不足。
この車格なら1000㏄は欲しいところだ。

さらに、ボディ剛性が今一つ。どことなくユルいのだ。
これは帰路ではっきり実感することになった。


実家で母親に引き渡し、コクピットドリルをするが、どうしても電動ドアミラーの
取扱が理解できないようで、左右の切替を忘れて動かないを連発。
いいところに合わせたらもう触らないように言っておいた。
足踏み式のサイドブレーキもウマく解除できない。
何で二度踏みするかな。しかも3回目は目いっぱい踏み過ぎ。
ATもブレーキを踏みながら、レバーを手前に引いて下げると何度言っても
どっちかを忘れてロックが掛かって動かない。
ブレーキを踏めば手前に引くのを忘れて、レバーを引けばブレーキを踏むのを忘れる。
何でかなぁ…


取り扱いは、「習うより慣れろだ」と言って、置いてきた。
で、代わりにそれまで乗っていたCT-21S(ワゴンR)を持って帰ることにしたが、
これがとんでもない曲者だった。

まず、帰ろうと思ったら燃料が入ってない…
乗って帰るって電話で言ったじゃんかよ。
まぁ、いい。とりあえず1000円分入れた。

そして、旧やまねこガレージに寄ろうとしたら通行止めになるかもと言う。
ガレージの隣に山が火事で火の手が見えたら避難しろとの事だそうな…
・・・うー、まぁ、今回はいいか。どうせウチまでは火は来ないだろうけど、
封鎖されてたら面倒臭いし。。。
それに死ぬほど暑いし、エアコンは壊れてるし、クタクタに疲れてるし。
手早く諦めて、伊予小松ICから松山道に入る。


と、ICから上がった直後に大谷池の山の斜面が火事だ。
大分広がってきている。マジでヤバいかも。

その瞬間、甲高いノイズが響いてきて、目の前をヘリコプターが
メチャメチャ低空飛行で高速の水銀灯をかすめて行った。
コックピットに座っているパイロットの顔まで見えそうだ。
消火剤の容器をぶら下げている。
軽く蛇行したと思ったら、はずみで容器を振り出して斜面に消火剤を散布。
間髪入れず、深く右にバンクして池の方にダイブしていった。

この間わずか数秒。

メチャクチャカッコいい!!!
乗り物の動きを見て鳥肌が立つなんて、随分久しぶりだ。
思わず高速に路駐して見物したくなったw

BK117-C2だ。(多分)
ちなみに吾輩の属する会社の製品である。
活躍してるねぇ。
パイロットの腕もかなりのものなのだろう。


暫くイイものを見た余韻に浸りながらCT-21を走らせる。
・・・これって結構いいじゃない。
良く走る。
往路が遅い車だったので尚更良く感じる。
ボロボロで、ガタガタなのだがL900よりボディが硬く感じる。
当然ながらターボ付きのF6AはEF-VEと比べてパワフルだ。

結構気持ち良く走っていたが、ふと気が付くと何やら赤いランプが。

このアラジンの魔法のランプの絵柄はもしかしてオイルプレッシャーと云う奴では
ないのか?

最初は点滅していたが、やがて点きっ放しに。
左に寄せて減速するも消えない。
そのまま伊予三島のインターで降りた。インターが近くて良かった。
一般道に降りても消えない。

と、ネッツトヨタ三島が目に入る。
ここでオイルを分けて貰おう・・・

が、しかし。
カウンターに座っていた若いお兄さん曰く、「量り売りはしないんですよ」
こっちは困っているのに、しかももう僅かしか走れそうにないのにこの対応。
所詮、個人商店の出店だ。了見狭すぎ。
まぁ、吾輩がトヨタなんぞ買う可能性は少ないのではあるが、
これで今後絶対にトヨタ車を買うことは無いであろう。
ヒュンダイを買うのと同じ可能性と思って頂いて間違いない。
・・・と心に誓った瞬間であった。

結局、その近くのホームセンターで一番安いバイク用のオイルを1リットルだけ買った。
手持ちが1000円しか無かったせいでもある。
とりあえずこれを入れ、下か上か悩みまくったが、結局再度高速に上がった。

だんだん腹が立ってくる。
ネッツトヨタ三島の対応もだが、ウチの親、オイルくらい入れとけ!
つーか、いつ交換したんだよ・・・
それにしても、何か解せん。漏れてるような様子は無い。

と、何気なく後ろを見ると、盛大に白煙を吹いているではないか。
昼間は気が付かなかったが、夜間、後続車のライトで照らされるとハッキリ判る。
今度はスズキに腹が立ってくる。
何でこんなにボロなんだ。

全てに腹が立ってくる。

・・・・いかんいかん、冷静に回転数を抑えてオイル消費を抑えねば。

そして何とか高松市内にたどり着き、あと少しで我が家というところで
再びランプが点きっ放し。

オイルを入れた場所から約60㎞。
60㎞/リットルなんて、SJ-30の何倍オイル食ってるんだよ…
東京まで行こうと思ったらペール缶持ってても足りんじゃないか…


ま、これで心置きなくリサイクルに回せるという事で無理やり納得したのであった。
嗚呼、疲れた。






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コメント 2

なを

CT-21ですか、オイル消費は標準装備ですね(笑)。
私はNAに乗ってましたが、やっぱりオイルは少しずつ燃えてなくなってました。ただ、調子いいんですよねえ〜。「オイル減ってるくらいが一番調子いい」と言った人もいたなあ・・・。K6A(CT-51)の方がもっと酷いという話も聞いたことがありますなあ。あと、エアコンは総じてダメになるみたいですね。私もそれであきらめました。
L900はリフト装備のために、リアをえぐっているのも剛性が無い一因かもしれませんね。いくらなんでも旧規格のCTより剛性が低いとは考えにくいですし。
でも、初代ワゴンRが大ヒットしたのも、新車の頃なら納得です。
by なを (2013-08-12 19:36) 

sato

うーむ、やっぱりCT-21はお約束フル装備だった模様。
新車だったら良い車というのには同意。
車体はしっかりしてるし、よく走る。
アルトと同じサスペンションなんだけどねぇ。

昨日廃車のために車屋に移動しましたが、凄まじい白煙を吐いて恥ずかしかった・・・完全にタービンかエンジンがお亡くなりの模様です。
後ろが白煙で何にも見えない。商店街を近所迷惑なw

それでも普通に走るからある意味凄い車だ。

by sato (2013-08-13 13:36) 

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