DE ROSA [自転車]
自転車を買った。
フツーの人が聞いたら「馬鹿じゃないの」と間違いなく言う金額を払った。
でも、余は満足じゃ。
どんどん、伊太利中毒になってる自分が居る。
この自転車、ハンドルとかタイヤ以外はほぼイタリア製だ。
9割方イタリア製。100%はあと少しの投資で可能。
こんな乗り物、他に無い。
何が良いかって、これは乗った人じゃないと、半分位しか判らないと思う。
まず、いちいち美しい。
全体的にバランスが良い。
各パーツの造詣が美しい。
なんたって、ホイールの名前が「シャマル」だ。
乗ると最初はびっくりする。
なんと安定しないことか。
ママチャリ感覚だと、走って止まることすら困難だ。
常に踏み込んでいないとフラフラする。
強く踏むと軽い車体はあっけなくフロントを持ち上げる。
窮屈なポジション。
調子が今一つよくない感じのシフト。
それを我慢しつつ暫く走るとなんだか馴染んでくる。
フラフラしないコツをなんとなく掴む。
シフトもだんだん思い通りに操作できるようになる。
ナーバスな面もたくさんあるけど、それはマセラーティだって同じだ。
カンパの小気味良いシフトを自分のものにしたら、指先から快感が湧いてくる。
あっという間に今まで自転車では到達したことのない速度域に達する。
パチパチと指先でシフトを繰り返しながら滑るように加減速して駆け抜ける。
まるで、自分の手足の神経が車体に繋がったかのように路面の情報が入ってくる。
道路の勾配もペダルを通して伝わってくる。
「この道、平坦だと思ってたけど微妙に坂道なんだな」
とかね。
テンションが上がってくると、どんどん一体感が強まる。
なんという高揚感。
なんという満足感。
・・・だけどイイコトばかりじゃないというのも後日判明。
2013-02-09 00:40
nice!(0)
コメント(0)
トラックバック(0)
コメント 0