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フラクタクル [荒野の素浪人]

恥を忍んで告白しよう。

非常に遺憾ながら我輩の母親はバリバリ君である。
母親方の祖母も筋金入りのバリバリ君だ。

我輩も幼少の頃は意味の良く判らん曼荼羅を拝み倒すことを強制されていたが、
物心付いてきてからは次第に理不尽さに耐え切れず、中学生になったときに
金輪際学会とは関わらない旨宣言して脱退した。
当然、お前なんか息子じゃないまで言われて大喧嘩となったが、
まぁ、今では普通に親子関係を維持している。当然学会関係は一切否定だ。

とにかく酷い連中だ。
幼い子供のお年玉を全額巻き上げて大石寺に寄付するとか、
数年に一度、高級外車位の金額の仏壇買い替えを迫るとか。
酷い貧乏暮らしで靴も穴が開くまで買ってもらえず、
家に帰ってもおやつも無く、物置小屋に電灯だけ付けた離れに
間借りして住んでいる有様なのに。
擦り切れて穴の開いた制服も買い換えてもらえず、小遣いも貰えず、
年に一度のたった1000円かそこらのわずかな収入さえ巻き上げられ、
おやつも無いのに某宗教新聞だけは10部も購読していて意味不明。
何で同じ新聞を10部も毎日買わないといけないのか、子供ながらに理解できなかった。
そんな金があるならゲームウォッチを買ってくれといったが取り合ってもらえなかった。
宗教に否定的だった父親が時々プラモデルや模型飛行機を買ってくれただけだ。
父親に関しては宗教面はともかくこれまた酷いロクデナシだったのでアレだが。

貧乏だけじゃない。
例えば近所の友人とも遊ぶなと言われ、理由は「バリバリ君じゃ無いから」
そんなの知るか。圧倒的に他の宗教の方が多いんだよ。
村の祭りも「邪宗の祭りだ」と言って参加禁止。
そう言われた時は、そんなに素晴らしいならどうして国を挙げて推進しないんだと問うたが
当然返事は無かった。
とにかく他人に攻撃的で、それらの積み重ねで遊びに参加しない我輩は学校でも孤立。
虐められて酷い目に遭った。

まぁ、酷い記憶ばかりで何一つ良い事なんてなかった。

信心していれば幸せになって、邪宗に染まれば悲惨な結果が待っていると
毎週会合に連れて行かれては洗脳され続けたが、現実はどうかというと、
地区の支部長かなんかまでやっていた祖父は酒乱で酔って暴れた挙句、
縁側から転落。頭蓋骨骨折で全身麻痺のまま3年ほど苦しみ抜いて
肺炎で死んだ。伯父は車検切れの車を乗り回していて、子供を轢いてしまい、
莫大な慰謝料を支払う羽目になった挙句、趣味のダイビングの最中に
酸素酔いかなんかで100m以上沈んでしまい、何とか浮上したが重度の潜水病で
下半身不随、車椅子生活を余儀なくされている。
祖母は件の曼荼羅を拝めばなんとでもなると信じきっているので、脳梗塞で倒れた際も
病院に行かず、ひたすら拝み倒しているところを我輩の妹が発見。
救急搬送されたが寝たきりに等しい状態になってしまった。
我輩の母親は、祖母と一緒になって拝んでいたというから愚もここまで来ると
身内ながら情けない限り。
更に、我輩の母親も癌が再発。見つけたときは全身に転移していた。
何でそんなことになったんだと問うと、もう治ったと思っていたので
検診に行かなかっただと。
日頃から「信心しているから大丈夫」とのたまっていただけに、
何で行かなかったのか想像に難くない。
これがバリバリ君の言う「幸せな生活」の実態だ。

我輩はそんなの嫌なので、別な形の幸せを探求することに決めたのだ。

ちなみに妹が3人居るが、我輩の脱退を契機に全員脱出に成功している。
せめてもの救いだ。

このような状況を見ると、この新興宗教そのものの存在意義がまるでわからない。
どうして正常な判断ができなくなるのだろうか?
何のためにやっているのだろうか?

冷静にやっていることを見ていると、内容は洗脳そのものである。
毎週、座談会と称して洗脳大会開催。
毎日洗脳新聞を読み、機関紙を毎月複数部購入。
某犬作先生が著作を出したら迷わず購入。

凄い!我輩もそんな濡れ手に粟の商売をしてみたいものだ。


で、近頃隣国との摩擦が毎日のように報道されていて、
その手口がまるで我輩の過去に経験した事象と同じであることに気が付いた。
とにかく刷り込みである。
かの国には嘘でも何でも100回も言えば本当になると言う格言?があるらしいが、
あながち間違いでもなさそうだ。
下朝鮮の大統領の迷惑おばさん、座談会を主催していたおばはんとイメージがダブる。
あちこちにあること無いこと吹聴して回るので、うっかりしたことは言えず、
それが行動を助長させるのだ。
ガツンと叩きのめして黙らせるしかないのだが、まぁ、面倒くさい限りである。
何故こんな程度の低い連中を相手にしなきゃならんのかというのが日本人の感覚だろう。

その中でも慰安婦に関してひとつ。
幼少の頃に話を戻そう。
某宗教新聞を購読する関係で、当然のように「毎日新聞」もセットで来ていたのだが、
あるとき1面に慰安婦がドカンと取り上げられた。
それを読んだ祖母が激怒していたのをはっきり覚えている。
バリバリの中でもひときわバリバリ君である祖母がである。

怒った理由は、祖母が大東亜戦争中に従軍看護婦として大連に居たときのことだ。
乾いた大陸で物資の補給も無く、孤立した関東軍と共に居たらしいが、
そのとき陸軍兵士も支援部隊も食うものも無く、毎日葉っぱや草を煮て食っていたという。
野鳥なんかはごちそうで、虫や蛙、ミミズも何でも食べたと言っていた。
その中で、女を買うような余裕なんてある訳が無い。
確かに売春婦は居たけど、ちょっと戦況が悪くなると高級将校にくっついてすぐに
後方へ移動してしまう。
その連中は毎日白米の飯を食い、きれいな着物を着て一般の兵士には目もくれないと。

祖母曰く、飯は食えるかもしれないが、売春婦をやるくらいならミミズや蛙を食ってた方がマシだと。
強制連行なんて有り得ない。そんな余力なんて無い。自分らが生き残るだけで精一杯だったという。
売春婦になりたがった連中も沢山居たらしいが、競争原理が働くのだろう、それなりに
器量良しじゃないとなれないのだそうな。そのお零れにあやかろうと、
朝鮮人が金魚の糞みたいに付いて回っていたらしい。
そんな状態なのに、何で強制的に連れて行かなきゃならんのだと怒っていたのだ。
そりゃそうだ。
当たり前に道端に落ちているようなものを、無理やりどこからか調達してくるというのは
理不尽だ。強制的に連れて行けば飯を食わせないといけない。
主力の兵士に支給する食料が無いのに、朝鮮人売春婦に食わせる飯なんてある訳が無い。
この記事は嘘ばかり書いていると言っていた。
関東軍がどんなに悲惨な状況下で戦っていたのか、この連中は知らないのだと。

《補足》 祖母が怒っていたのは、朝鮮人売春婦が今頃になって謝罪と賠償を求めている点であった。 当時、朝鮮人は日本人の同胞であり、同じ戦場に居たにも関わらず件の売春婦連中は 多くの標準的な満州在住の日本人と比較して極めて安全で良い生活を送っていたからだ。 しかも自分から望んでやっていた売春を棚に上げ、後になって事実を捻じ曲げて強制連行 だと主張し、賠償を日本に要求するとは厚顔無恥も甚だしいという意見であった。

大正女である祖母は意地があったのだとおもう。
それ故頑固でバリバリ君に染まってしまったのが残念至極である。
それなのに、時々至極まともなことを言うのが我輩にとっては驚きだった。

新聞についてもそうである。学校で新聞についての発表の課題が出た。
普通(とは到底言えないが)の新聞が毎日しか無く、宗教新聞が何十部もあるので
どうして朝日や読売をとらないのかと問うたことがある。
答えは、朝日はまともな新聞じゃない。あの新聞が悲惨な戦争を助長したのだとの意見だった。
当時は意味が判らなかったが、今にして思えばなんとまともな意見なんだと思う。
それなのに、嗚呼、それなのになんで毎日なんだ・・・・
なんでバリバリ君なんだ・・・・
我輩思うところは、洗脳とは恐ろしいものだということだけだ。


フラクタクルである。
大きな構図を分解していくと、それを構成している因子が大きな構図とそっくりで、
その構成因子を更に分解すると、また同じ構図の連続で構成されているというやつである。

今の情勢にフラクタクルを見た。
某学会とかの宗教団体のやり口は、朝鮮半島のやり口と同じである。
コイツら学会員のような連中が集まって下朝鮮を構成していると考えると、今の事象が
何故そうなっているのか見えてくる。

純然たる日本人として、毅然とした態度が必要だ。
我輩が学会を脱出したときのように。

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