SSブログ

ZR-7S中華HIDリレー [BIKE]

ZR-7のヘッドライトが点灯しなくなった。
何度かエンジンの発停を繰り返すと気紛れに点くこともある状態。

以前、リーザスパイダーも同様の症状が発生したので恐らくリレーに問題があると判断。

P3021164.JPG

そこで、電気工具箱の底に転がっていた車種不明のトヨタ用と思われる何かのリレー(←いいかげん)
を使うことにした。

配線図を睨むこと数十分。
HIビームの線がどっちか判らない。
インジケーターランプが並列に入っていて、アースに落ちてしまうのでどっちも導通が出る。

カワサキのヘッドライトの配線はこうだ。
3本の線のうち、一本はアース、残りの2本がHIとLOの電源となる。
LOはエンジン始動と同時に12Vが出力される。
ところがアースはヘッドライトバルブのカプラーの上流でインジケーターにも接続されているので、
HIに切り替えると残りのどちらにも12Vが検出される。

結局、カプラーのテープを解いて配線の色を確認してHIの電源を確認した。

問題はここから。

中華HIDなので、ヘッドライトのLOの出力をトリガーにしてバラストの電源リレーを
ONにしている。
そのまま車両ハーネス側のLOを使うとHIに切り替わったときに電源が落ちて消灯してしまう。
HIからも電源を供給してやればいいのだが、そうするとHIのインジケーターが点きっ放しに
なるとともに、HI側のソレノイド駆動の信号が取れなくなる。

中華HID純正のリレーは内部に恐らくOR回路が組まれていて、どっちの入力があっても
電源の出力がされるようになっているのでこのような問題は発生しない。

そこで、HIの電源にダイオードを入れてLOと並列にバラスト電源リレーに供給。
ダイオードの上流から分岐してHI/LOソレノイドへ電源供給とする配線に組み替えた。

P3021155.JPG

リレーはタンク下のフレーム中央部にインシュロックで固定。右側に見える銀色の箱がバラスト。

手術は成功。ヘッドライトがきちんと点灯するようになった。

ちなみにこのZR-7Sにはフォグランプ用の3000kのバーナーを使用している。
イエローというよりゴールドの光だ。

年式からするとNGの筈だが、フレームナンバーから生産年度が登録より2年も古いことが判明。
これって正確にはZR750H5ではないのか?
販売終了間際に駆け込みで買ったのにどういう事か良く判らないが・・・
登録より生産の年度が基準となるらしい。

本当に登録年度の生産であれば、ヘッドライトは白色以外は認められないらしい。
毎回陸事でチェックが入るポイントだけど、そういう訳で予期せずセーフな車両なのです。

似たような話では、一時期カリフォルニアで新車のACコブラが少しずつ登録されていたらしいけど、
排ガス規制以前に生産されたフレームが残っていたため、ガスの規制の適用外となって
新車で登録できたのだとか。

日本でもそういうことがあるのだなと実感。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

Facebook コメント

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。