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AR125 クラッチケーブル修理 [BIKE]

通勤特急の我がAR125S号。

ある日、妙にクラッチの感触が変だと思ってたら会社の駐輪場でワイヤーがブツン。
エンジンを止めた後でよかった。

P3021158.JPG

仕方なく駐輪場に暫く放置プレイした後、軽トラで引き上げた。

レバーを分解してタイコを取り出す。ラビットとかの古い車両だとワイヤーを半田で留めている
例があるので調べてみたところ、アルミのカシメ構造でワイヤーを抜き出して修理は
できなさそう。

新品が出ないか検索してみたが、クラッチはおろかスロットルも販売終了。
何が何でも修理するしかない。

AR125はクラッチワイヤーが途中で分岐してサイドスタンドに繋がっている。
握るとサイドスタンドが格納されるギミックが付随しているのだ。

現在のカワサキはスターターロックアウトが装備されているので、ニュートラル以外で
クラッチが繋がっている場合とサイドスタンドが出ている場合はセルが回らない。
また、ニュートラル以外のポジションでサイドスタンドを出すとエンジンがストップする。
こういった装備が登場する前なので、過渡的な安全策だったのだろう。

これの欠点は、サイドスタンドを出した状態でクラッチ操作ができない点だ。
だから、駐車中にクラッチレバーを握られるとワイヤーを損傷してしまう。

さて、タイコの再利用は無理だったので、新しく作ることにする。
会社のゴミ箱から拾ってきた銅パイプがタイコのサイズと同じだったので、
これに穴を開けて概ね同じ長さに切断した。

P3021159.JPG

続いてアウターシースを切り詰める。
ワイヤーが短くなってしまうので、その分外側も短くするのだ。

P3021160.JPG

エンド金具がついていたので金具ごと切り飛ばした。

P3021162.JPG

残ったワイヤーの先を適当に揃えて銅パイプを差し込み、極細のトーチで加熱しておいて
半田を流し込む。十分半田が流れたら両端面を鑢で整形して完成。

P3021163.JPG

ナイロンのカバーを元通りに付けて、組みつけてワイヤーの遊びを調整して修理完了。
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