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3200GT [MASERATI]

ほんの一瞬であったが、ウチのラインナップに3200GTが加わった。
V8ツインターボがフルコンプに・・・

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3200GT、以前、友人の所有していたものを運転させてもらったことはあるが、どうも今一つ
趣味に合わないというか、シャマルと比較すると刺激に欠ける点があって、
食指を動かすに至らなかった。
カタログスペックは申し分ない。
370PS、50㎏‐mのエンジン。
さぞかし走るだろうと思ったら、あまりのフツーさに拍子抜けした。

そりゃ、深く踏み続けると怒涛の加速であっという間に制御不能になるのは間違いないけど、
その途中で足回りの接地感が希薄というか、妙な不安感があって踏み切れなかった。
いきなり裏切られそうな、そんな気配を感じるのだ。
いろんなオーナーと話をしたが、異口同音に同じような印象があるという。

ちょっと書けない速度域なので、そんなもんかもしれないが・・・
恐らくシャマルよりこっちのほうが限界域は高いのかもしれないけど、一言で好みじゃない。

誤解無きように書いておくが、決して悪い車じゃない。
私の好みではないというだけだ。

そんな車をなぜ買ったのかというと、これはドナーになる。
修復歴ありで、それを修復しきれなかったのが原因で、長い間放置されていた個体だ。
勿体無い。
こんなにステレオタイプなイタリアンGTってそうは無いのに。

あちこち分解されてはいたが、欠品は殆ど無し。
ため息が出るくらい素敵な内装。
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セルフローダーを借りて、ガレージに運んだ。

リフトアップして、各部を検証。

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前後ダブルウイッシュボーンのサスペンション。
今までのマセラーティでは有り得なかった光景だ。
シンメトリーな構成は美しいと思う。

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下から見るエンジンは見慣れた光景だが、シャマルとの10年の差はあちこちに散見される。
クアトロポルテのV8エンジンがベースなのだろう。

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サージタンクの意匠が大きく変わった。
フェラーリみたいだ。
悪名高い、電子制御スロットル―ドライブバイワイヤになって、大径のシングルスロットルになった。
ボルボなんかに使われているものとそっくりらしいが、よく壊れるという噂。
買うと60万位するらしい・・・
これは粉吹いてしまっているが、新品で交換してすぐに動かさなくなったという。
勿体無い。。。

3台目のマセラーティを買ったと言うと、職場の同僚なんかは「馬鹿じゃないの」という
あからさまな視線を送ってきた。口には出さないが。
・・・嗚呼、そんなに褒められると照れちゃうよ(爆

さて、これから料理。
2日もあればどうにでもなると思ったが、大間違いだった。。。



戦艦武蔵 [教育チャンネル・大人のナマ勉強]

私にも不肖の倅がいて、もう小学校高学年だというのにプラモデルを作れない・・・
ということで、絶賛教育中。

・・・とは言っても月に1~2度開講するだけですが。

今回の肴は「戦艦武蔵」である。
昔はニチモの30㎝スケールとか、入門用の良いキットが沢山あったが、今では絶滅。
プラモデルとは思えない所謂ガンプラか、いきなりそれなりの技量が要求されるものに
二分されているように感じる。

キットはアリイでスケールは1/600というもの。初心者はそこそこ大きくないと作り難い。
いきなり1/700の駆逐艦なんかやっても面白くもなんともないだろう。
かといって、戦艦はかなり根気が必要となるので、そこそこのモデルということで、
模型屋の親父の勧めもあってこれになった。

親父曰く、「最近はこういうのを買ってくれる人が居なくなった」と嘆いていたが、
まぁ、これも時代の流れだろう。
安心しろ、俺が仕事辞めたら今の仕事以上のペースで建造してやる・・・と心の中で誓ったのであった。

さて、武蔵であるが、私のライバル会社で建造されたモデルである。
どこで造られたとか、あまり関係無いといえば無いのだが…
ご存じの通り、自分用に伊勢も瑞鶴も確保しているので大丈夫なのだ。

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それにしても、キットの出来はといえば・・・
うーむ、と唸らざるを得ない出来。練習用と割り切るべきか。

塗装の仕方、パーツの切り方、修正の仕方などをいちいち教えながらなので、遅々として進まない。
それでも上構と兵装はまぁまぁ形になった。

そこで、今度は機関部の艤装工事を開始。さすがに倅にゃ荷が重いので、ここからは私の仕事。

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使おうと思っているパーツをとりあえず内部に放り込んでみた。
何とか使えそうだ。

まずは軸系工事から。

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銅パイプを半田付けしてスタンチューブを作る。
説明書にはグリースやポマードをオイルバス(?)に詰めろと書いているが、そんなんで漏水が
避けられる訳は無いと、過去に十数隻以上の30cmスケール艦船を水底に送ってしまった経験が
警告する。。。ので、迷わずグリス封入式スタンチューブを製作した。
本当は4軸だが、この気合の入らないキットで、しかも倅の玩具なので1軸で。

続いて舵系工事。
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キットに付属の舵は使えない。ストックが短くてどうしようもない。
なので、キットの舵を参考に多少デフォルメして1mmの銅板を張り合わせて製作。
ストックは真鍮棒を半田付けした。
表面は半田を盛ってやすり掛けで整形。

何でこんなことをやっているかというと、これをRC化するのだ。

プロポは4chのFMを使用する。
受信機はシンセサイザータイプの軽量品を使用。
アンプはビストゥの「モタコン」を使用することにした。
モデルの性格上、リバースがあったほうがいい。
電池は2セルのリポを使うことにした。
サーボは飛行機用の軽量品。9gを使うことにする。
モーターはその辺に転がっていた260相当品を。

ひとまず仕様が決まったところで机上で仮に結線して動作確認。
ここで問題発生。
モーターがちゃんと回らない。モーターが大き過ぎるのかと思って、倅のジムニーを分解して
130に変えてみるが、やっぱり回らない。
それだけでなく、サーボの具合も悪い。ニュートラルが安定しないだけでなく、いきなり暴走して
動作角以上に回転、ロックしてしまう。

あれこれやってみたが症状変わらず。
サーボを交換してみたがダメ。
そうこうしているうちに、モタコンが異常に発熱しているのに気付く。
ヤバイ!と電池を外したが、おそらく焼けてしまっただろう。
で、別のモタコンを使ってみるが、サーボは相変わらず。

さんざん組み合わせを変えた結果、モタコンとサーボの同時不良であった。
モタコンが壊れた原因は不明だが、おそらくここが発端。
受信機が壊れなかったのと、電池が発火したりしなかったのが幸いと思おう。
一個3000円もしたのに(泪

それに、電源の問題もあった。
モタコンの推奨電圧が5v。一方で、リポは7.4v。ダイレクトに掛けると動作しない。
そこで・・・

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シガーライター用のUSB電源を分解して中身を使ってみた。
上が最初に使ったセリアで買った1Aモデル。

これにも惑わされた。
動作が不安定なのは1A流せないからで、全力にするとBEC出力まで低下して
システム全体が不安定になる。
散々試行錯誤して、ようやくこれに気付き、今度は300円のiphone用2.2Aというのを買ってきた。
それが下側のもの。1Aのものより小さい。
これの12v入力側に7.4vを掛け、出力が5vで安定していることを確認した。

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結局モーターは130で十分ということで、模型屋でマブチFA130RAを買ってきた。
130モーターを単品で買うなんて初めてだ。が、付属のものより信頼性が高そうだ。
なんちゃってマブチばっかりだからな。
ミニ四駆なんかのものと比べて低速でトルク重視のセッティングのようだ。船にはこれが向いてる。

机上でのテストが終わったので、艦底色で水線下を塗装した。
続いて機器の搭載開始。

モタコンは銅板を曲げたものに接着してヒートシンクとした。スタンチューブの前にあるのがそう。
アンテナは船内をぐるり一周させてテープで張り付けた。
スタンチューブとラダーネックはグリスを封入し、ストックには銅板から切り出したチラーを半田付け
した。
この状態で浮力チェック。無事浮いて、トリムもヒールもまぁまぁ。
漏水も無し。

あとはデッキを載せれば完成。
季節もいいし、ボチボチ処女航海に出るか。






shamal リアブレーキ張り付き [MASERATI]

半年も前のことだが…

久しぶりにシャマルを持ち出したら、なんか動きが重い。
というか走らん。

なんだろうなと思いながらも、エンジンは別に調子が悪い訳でもなく、
一般道をノロノロ走っていたら、なんか変な音が聞こえる。
シュー、とかゴーとか。

ガードレールがあると音が大きくなり、切れ目にくると小さくなるので間違いなく自分の車だ。

信号待ちで止まると、途端に焦げくさい臭いが。

これはいかんと信号を左折して、スーパーの駐車場の隅に停める。
降りると焦げ臭い・・・

右のリアホイール辺りからほのかに白煙も出ている。
触れないほど熱い。ディスクは青黒く焼けていた。

ひとまず、しばらく放置して冷やす。
車載工具を見てみるが、大した物は無いので手も足も出ない、
それでも何とかせねば帰ることも侭ならないので、とりあえずタイヤレンチと、
なぜか入っているウォーターポンププライヤーでキャリパーをコジて、
ピストンを押し戻すことにした。
ホイールの隙間から手を突っ込んで、何とかピストンを戻すことに成功。
手は真っ黒になったが、その日はもう引きずることはなかった。


後日、キャリパーを分解した。
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ブレーキディスクはレコードみたいになっている。そのうち研磨しないとダメだな。

キャリパーは分解するのに往生した。
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分解して初めて気が付いたのだが、シャマルは同時期の他車種と違ってリアが対抗ピストン
になっている。222系は片押しのピンスライド型だったと記憶。
フロントはピンスライド型なのに・・・

対抗ピストンだから2分割にできると思ったのだが、真ん中に入っているはずのOリングや
ガスケットは無いし、何とか現状でピストンを抜くことに。

ところが固着は予想を超えて酷く、押しても引いてもビクともピストンが動かない。
片側は何とか外れたので、固着しているほうをウォーターポンププライヤで抓んで
無理やり回転させながら引き抜いた。
よっぽどキャリパーの側面に穴を開けて叩き出してやろうかと思ったくらい堅かった。

何とか抜けたので、真っ黒けのキャリパーを洗浄してピストンを磨いた。
幸い、プライヤで抓んだところ以外は傷や錆もなく、ピカールで磨いて組み立て準備完了。

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シールキットは10年位前に買っておいたデッドストックがあったので、それを使用。
メーカーでは販売終了。困るよね。

黒塗装だと思っていたキャリパーは金色でした。
あまり時間もないので今回はこれで組み立て。
パッドは大して摩耗していなかったので再利用。ストックも無いし。

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さっそく組み付け

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左側も同様に分解して、前後のエア抜きをして作業完了。

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ついでにマフラー磨いた。
見えないけどね。






クアトロポルテ近況 [MASERATI]

さて、ここを訪れている奇特な方々、ご無沙汰です。

すっかり現状の生活に嫌気が挿して、何もかも捨ててしまおうと思ったのですが
なかなか染付いた習慣というか、生活スタイルって変えられないもので…

車もバイクも半年以上放置した結果、どれもこれも動けなくなってしまう始末。

仕方ない、少しは弄らねばと再開する次第。
まずはクアトロポルテから。

昨年12月に車検が来て、受けはしたものの、その後調子を崩してそのままお不動さんに。

車検前、整備はというと、オイル交換、ブレーキフルード交換だけ。

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ABS付のブレーキフルード交換は初めてだったが、なんのことなく完了。
デフオイルは馬鹿みたいに大きなドレンボルト。無駄に大きい。
オイルはいつものヒリックス・ウルトラ。

ついでにクラッチのオペレーションフルードも交換した。
当たり前だが、なんの変化もなし。



そして、年が明けて2月(だったかな?)
所要で岡山まで走った際、妙に再始動がし難いなと思ったらバッテリー上がり。
オプティマに交換して半年も経っていない。
渋滞に嵌るとダメみたいで、1時間ほどでバッテリーが空になる。
それだけではなく、1週間ほど置いておくだけでバッテリー上がりになる。
発電量が少ないのかと、止めている間充電器を繋ぎっ放しにしていたが、やはり始動が
心もとない。

まずは、事象別に整理して原因を探ることにした。
まずは放置中のバッテリー上がり。

セキュリティが原因という噂があり、どうやらドアロックユニットが電気を使い過ぎているらしい。
そこで、トランク左側にあるドアロックユニットを撤去。
これを外してしまうとリモコンドアロックが利かなくなるが、この車はホーネットが付いているので
純正ドアロックを使用することはまずないので迷わず外す。
結果⇒多少マシかな?

続いて発電量のチェック。
メーターパネル内の電圧計では常に12v付近。ファンが回ると11v台に突入。
普通ならこの時点でオルタネーターお亡くなりの診断を下すが・・・・
バッテリー端子でアイドル中の電圧を測ると14v強。
ファンが回っても13v台後半だ。
よくある話で、メーターの電圧検出ポイントに問題ありで、バッテリー電圧を示さないのだ。
ひとまずオルタはシロ。

バッテリー上がりはセキュリティが問題だったとしておこう。
電気を食いすぎるため、充電器を繋いでいても、いつまでもチャージのままでトリクルモードに
移行しない訳だ。
後日確認すると、ちゃんとトリクルモードになっていたのでおそらくこれで解消するだろう。
少なくともバッテリーの容量を使い切るまでは止まらないはず(^^;
バッテリー上がりの容疑者はドアロックコントロールユニットだ。
外してみたところ、イタリア製の汎用品のようだ。ケースの造りから粗雑でさもありなん。


それでもエンジンの掛かりは悪い。

続いての容疑者はセルモーター。
英国の部品商から新品を入手したが、交換する前に疑問が持ち上がる。
はたしてセルが本当にダメなのだろうか?
確かに回る音が変だ。
回転数も低い気がする・・・というか、なんか回転にムラがある感じで、エンジンの抵抗が
クランクの位置で一定でないような・・・?
それにしてもクランクは回っているのだから、掛かりそうなものだ。

そうこうしているうちに、いよいよ始動しなくなってそのまま放置してしまった。

やがて春になり…

そろそろ直そうと思い立ち、久しぶりにクランキングしてみた。
やはり掛からない。
しつこく回していると、嫌々ぐずりながら始動するも、アイドルしない。
何度もやっているうち、何とか回るようにはなってきたが、調子は悪いままだ。

思いおこせば車検を受けたあたりから何となく調子が悪く、燃費も悪くなってきていた。
ガスも少しHC臭い。

もしかして、燃圧が低いのではと思い、圧力測定をしてみた。
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予想に反して正常だ。3.2barで保持している。
始動してブリッピングすると、一瞬4bar付近に跳ね上がって落ち着く。
燃料系統はシロ。

あとは点火系統だな。

複数の筋からクランクセンサーやカムシャフトセンサーの不調を指摘されたので、そこから
総当たりでチェックすることにした。

まずはカプラーのチェックから。
4か所のカプラーを外して洗浄して、カーボングリスを端子に塗って組み立てた。

この時点で始動チェック。

おお!
エンジン掛かる!!!
けど、タコメーター動かない。
ちょっとバラつくなと思っていたら、いきなり調子良くなった。

一旦エンジン停止して、配線を元通りタイラップで固縛。
クランクセンサーを見ると真っ黒けなので、今度は本体を洗浄してみた。
かなり鉄粉が付着しているようで、しつこく洗浄液でふき取って掃除する。

もう一度トライ。
今度はタコメーターも動く。
タイヤの空気圧をチェックして、メカニカアッティバのグリスアップをしてリフトから降ろす。

試走した結果、完全に元の調子を取り戻した。

エンジン始動不良の原因は・・・・

①バッテリー上がりが原因で、クランキングが弱い
②センサーの不調できちんと火が飛ばず、始動性悪化

こんなところか。

その後、一般道をウロウロしていたら、別な問題を発見。

続く





近況 [荒野の素浪人]

ほとんど見ている人はいないと思いますが…

最近は四国から離れてとある港町で仕事三昧。

ひとまず半年の予定。

仕事の内容はといえば、またもやババ札。
得体の知れない、先の見えない仕事ばかり。

はぁ、疲れた。
南の島にでも逃避したい今日この頃。

本日のカワサキ [KAWASAKI]

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戦艦伊勢である。
扶桑型三番艦として建造されたが、大幅な設計変更により別物の様相を呈している。
この、航空戦艦への改装前の姿が一番好きだ。
威風堂々という言葉がこれほどに合う艦はそうは無いと思う。

日本の戦艦で最も艦様が整ったと感じる、この伊勢が好きだ。

後年は残念ながら5番、6番砲塔が撤去され、飛行甲板(といえるような代物では無いが)を
設置、艦様は一変する。
皮肉にもこの飛行甲板は物資輸送に活躍し、肝心の飛行機は殆ど運用されなかったらしい。
このサイズでは止むを得ないであろう。素人目にも、航空戦力という観点から規模が小さすぎて、
局地的な小戦闘用途にしか使用できなかったのではないかと推察できる。

モノの本には信濃の喪失が運用の機会を奪ったともあるが、信濃の建造が順調に進んで
戦争後期に運用が間に合ったとしても、大きな役割を果たすとは思えない。
伊勢、日向から飛び立って敵を攻撃し、強固な装甲を楯にして戦闘区域に肉薄した
信濃において補給をして再度攻撃するなどとは妄想も甚だしいと思わずにいられない。
一度飛び立てば着艦できず、信濃にも収容できないとなると、飛び立った戦闘機や
雷撃機はどうなるのか。飛行機や人命を消耗品としか考えなかった愚かな連中の
影がここにも映っている。

今の社会でもよくある話だが、諸般に大きな影響力を持つ人がその道の専門家でも
理解者でもない例は枚挙がなく、愚かな軍上層部によってこのような間抜けな改装を施された
伊勢と日向が身動きできぬまま、命運尽きるまで倉橋島の海岸で対空戦を強いられたのは悲劇である。
大破着底しながらもその姿を戦後曝し続けた両艦は、生き残った人々にどのように映ったのだろうか。

その後解撤され、貴重な資源として再利用されて、日本中に、世界中に工業製品として薄く広く散った。

日本を護るために死闘を演じた伊勢。その往年の姿に思いを馳せたい。


本日のカワサキ [KAWASAKI]

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三式戦 、キ-61 「飛燕」である。
これをもう一度飛ばそうというプロジェクトが社内の有志で進められているそうだ。
最近、鹿児島に唯一現存している機体を工場に持ち込んだと、社内報で読んだ。
素晴らしいことだ。

今後はリバースエンジニアリングが飛躍的に進むことを期待したい。

さて、今回買ってきたこのキット、久しぶりに組み立ててみよう。
最後に作ったのは小学生のときだから、およそ35年ぶりだ。

昔のハセガワは胴体のサイズが左右で違って合わない等、
酷い造りだったが、模型屋の親父曰く、最近は素晴らしい精度でできているとのこと。
楽しみである。

尤も、出来の悪いキットで腕を磨いたからこそ上達したのだとも思っている。
盛ったり削ったりが当たり前だった昔のプラモデル。
今は、退けすら殆ど見られない。

クアトロポルテ ラックエンドブーツ交換 [MASERATI]

エンジンの修理は終わったQPだが、リフトから降ろせずにいた。

理由はラックエンドブーツだ。
見て見ぬ振りをしようかとも一瞬思ったが、放置することで降りかかるであろう代償を
考えると、このまま乗る訳にはいかない・・・ということで、修理することにした。

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右側の写真だが、左もぱっくり口を開けている。
触るとカチカチに硬化して弾力が無い。が、弾力が無いのは割れている周辺だけ。
至近距離に排気管があるので、熱で劣化するのだろう。
左も全く同じ状況だ。

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カッターナイフで切り裂いて取り外す。
手前が今回調達した社外の汎用品。驚異的に伸びるゴムでできていて、専用の
インサートツール(といってもただの円錐形のプラスチックだが)を使用することで、
ラックエンドを外さなくても交換できるというものだ。

中からは水と油が出てきた。以前から裂けていたのだろう。

新しいブーツのラック側を、相手側の太さに合う所で切断する。
QPの場合は47~48mmなので真ん中を使用するようになる。

はさみで切断した。

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あっけなく装着完了。
ラックエンドも以前外しているので軽い力でテーパーが抜けた。

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続いて反対側。これもあっさり交換終了。

さて、久しぶりに連れ出してやるか。
代わりにエアコン不調のシャマルが暫しのお休み。
この猛暑なのに寒くなるほど冷えるのだが、微調整が効かないので使い難い。
秋までお休みです。

スクーター修理 [BIKE]

友人のS君の奥さんが乗ってたというスクーターを預かった。
ホンダのトゥデイ。
乗り手を探してほしいということだったけど、なかなか見つからない。
そこで、自分でチョイ乗りに使うことにして、整備を行った。

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長期間放置していたせいで、例の如く始動できない。
バッテリーも完全にダウン。
スクーターは手強いゾ・・・とか思っていたが、最近は整備性が著しく改善されていて、
ボルト4本外せばメットインスペースがシートごと取り外せてエンジンが剥き出しになった。

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キャブレターはスクーターにありがちなタイプ。ホンダらしく京浜製だ。
フロートチャンバーを外して点検するが、内部はきれいなもの。
念のため、ジェット類を清掃して組み立てたところ、あっさり息を吹き返した。

走ってみるとパワーは無いが、滑らかに走る。スクーターだから当たり前か。
昔乗った事があるタクトなんかに比べると圧倒的に静かなエンジンだ。
走りは完全に負けているが・・・

一通り灯火類諸々のチェックをして洗車した。

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ポリマーコートでピカピカ。
右に一度転倒した形跡があって、擦り傷がついてはいるがその他の部分のコンディションが
抜群に良いのでこの程度は目をつぶろう。

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走行2300km。まだエンジンのアタリも付いていない。
オイル交換して整備完了!

欲しい方居れば、譲ります。。。居なけりゃ自分で乗ります~

リーザスパイダー [DAIHATSU]

車への興味が薄れた昨今、再び気に入って乗っているのがこのリーザスパイダー。

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数年前にちょっとだけ預かったRZとの2ショット。RZはカッコいいなぁ。

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最近のスナップ。

雨が降るとオープンカーの常で雨漏りが酷い。
今日は晴れたので、幌を降ろしてフロアマットを取り外して車を丸ごと干した。

これも古い車なのでチョコチョコ故障があったりするが、何とかなっている。
先日はエアコンのガスを入れた。これもR-12仕様だが、代替フロンを使用。
それなりに冷える。晴れた日は幌を降ろすのであまりエアコンの効きは気にしていないのだ。

車への興味が薄れたとはいえ、オープンカーは楽しい。
山道をのんびり走ると小舟に乗ったような感覚で、今まで持ったどの車とも感じが違う。

L200ミラのTR-XXと同じEF-JLというシングルカム12バルブターボエンジンのおかげで
踏めばそれなりに走ってくれるし、屋根を切った分の補強で大分重くなっているものの
その重量の大半が床下に集中しているせいもあって重心が下がってコーナリングも
かなり頑張れる。安タイヤなのでこれもそれなりですが。。。

とにかく走っていて気持ちいい車なのだ。

先日から気になっているのは高速道路で100km/h付近で走ると不快な振動が出ること。
恐らくホイールのセンターが出ていないためと思い、ハブリングを装着することにした。

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オートバックスのホイールコーナーの隅にあった半額商品。
欲しいサイズは72/66なのだが、そんなの何処にも売っていない。
ハブ側は66mm位なので嵌めてみたところ、僅かにガタがある。
紙テープを巻いたら入らなくなった。

一方ホイール側は穴径が明らかに小さく、これは旋盤で削ることにした。
ダイヤルゲージを取り付けて精密に削るが、アルミの薄肉素材はすぐに熱膨張して
寸法が変化するので削り難い。
内側からのチャッキングも緩みやすい。

それでもぴったりに削ることができた。
これで振動が消えれば良いけど、また出るようならちゃんとしたリングを作ろう。

本日の作業はこれまで。

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