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QPタイロッドエンド顛末 [MASERATI]

タイロッドエンドを交換してから、ようやく高速を走る機会がやってきた。
ETCも動作具合も併せてチェックできる。

結果は抜群に安定性が増した。
以前は路面の轍に対してどちらかに当て舵を取りながら直進を保たねばならなかったが、
軽くハンドルに手を添えているだけで矢のように直進する。

シャマルとはまるで異なる安定感は、車体重量とホイールベースの違いからだろうか。
こっそり某所でふあわkm/h辺りまで加速してみたが、法定速度以下のときとの違いは
風切音と風景の流れる速度が異なるだけである。

レーンチェンジも以前よりも少ない舵角で素直に車体が横移動するような気がする。
以前は切り始めの反応がダルで、ある点から唐突に回頭する角速度が変化するような
感じが付きまとったが、それはさっぱり姿を消した。
些細な違いだが、これが運転する上での安心感となるので疲労の度合いがまるで違ってくる。

これが本来の操縦性能なのだろう。

それにしても、あの華奢な足回りで2トン弱の車体を超高速度域まで持っていっても
不安を感じさせないだけの味付けができるものだ。

それにしてもタイロッドエンドの重要性は身に沁みた。
手で持って動かしても若干柔らかいと感じるだけで、明確にガタがある訳でもないのに
ハンドリングには顕著に現れるものである。

今回の見立ては正解であった。

続いて見立て間違いに続く。


QPETC交換 [MASERATI]

タイロッドエンドを交換後、アライメントのチェックをして貰おうと、高松のタイヤ館に問い合わせると、
「工具が無いので輸入車はできません」とのこと。
21もしくはモンキーと13のスパナを持ってないようでは国産車だって怪しかろうに・・・
とか思いながら電話を切った。

気を取り直して近場の友人F氏に聞くと、割と近くの店を薦められたので持ち込む。

長さを元の長さにあわせたつもりが結構狂っているようで、チョロチョロとハンドルを取られて
走り難い。また切り込んでいくと、ある点から急激に切れ込んでしまう。
フロントフォークのエアが抜けた昔のカワサキのバイクみたいだ。

ショップに到着。
何度も試走してはサイドスリップを確認して適性値に追い込んでくれた。
タイヤが結構磨耗しているし、ダンパーもへたっているし、今回はこれで十二分だ。

調整後は落ち着いたハンドリングに豹変。
これで(今までよりは)安心して踏めます。

さて、題目のETC
正月頃から調子が悪くなり、終にゲートが全く反応しなくなった。
しかもカードのイジェクトもできず、無理やり引っ張り出さねばならない始末。
会社の人に貰った中古だったけど、ファーゴガソリンバン、ビッグホーンに続き、QPと
3台に亘って活躍してくれましたがここまで来て力尽きた模様。

そこで、某オクで一番安い古野のETCを入手した。
フルノって舶用レーダーしか思いつきません・・・

早速早起きして朝4時から作業開始。気温2度。寒い。
壊れたカルソニック製ETCを撤去開始。

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ものすごい張りぼての内装なので、結構簡単に天井までアクセスできる。
アシストグリップを外してドアのウエザーストリップを引っぺがすとドア上のトリムが浮いてくる。
Aピラーのカバーを固定するタッピングビスがそこに隠れているのでビスを抜く。
何とこれだけでAピラーの内張りが外れる。
下側はダッシュボードとピラーの隙間に差し込んでいるだけ。
ギシギシ軋み音も出るわな。

続いてサンバイザーとそのクリップのタッピングビスを抜くと、天井内張りが丸ごと下がってくる。
今回は左だけ分解。

アンテナを這わせ、内装を元通り組み立て、本体を取り付けてから電源を引き直す。
電源は横着してブレーキのスイッチから拝借した。
カードを挿して電源入れて、正常に認識することを確認。

さて、朝飯食って会社行こうっと。

QPタイロッドエンド交換 [MASERATI]

以前、メカニカアッティバのベアリングを交換してから若干好転していたハンドリングも
日増しに悪化。ついに耐え難くなるほどハンドルを取られるようになった。

症状としては、割と高い高速域で軽く切り込みながらブレーキを踏むとウォブルというか、
ステアリングをブルブルと振る不愉快なキックバックが出て、直進安定性が極端に悪くなる
というもの。気持ち悪くて高速道路でのレーンチェンジもままならない。

リフトアップしてタイヤに力を掛けて揺さぶってみると、左だけ左右に持って振ったときに
僅かにガタがある。上下方向では遊びは無いのでベアリングではなくリンケージと推定。
右側は殆ど遊びを感じない。

で、UKのユーロスペアースhttp://www.eurospares.co.uk/でタイロッドエンド一式を
注文した。値段そのものは以前から変わっていないが、最近円の暴落でベラボーな金額に
なってしまった。1ポンド120円かそこらのときに買っておくんだった・・・
と、後悔しても後の祭り。

パーツリストでは右用、左用の2種類あり、それぞれ左右のタイロッドで品番が違う。
「タイロッドの左右」ではない。
運転席側のタイロッドと助手席側のタイロッドで部品番号が異なっているのだ。
疑問に思いながらも両方2セットずつ注文して正解であった。

右、左の表記はねじが右ネジか左ネジかの違いで、ロッドの左右ではない。
よくよく考えてみれば、ロッドがターンバックルになっていないと調整に不便だわな。
ステアリングラックとナックルがダイレクトに繋がっている車しか触った事なかったので、
今まで知らなかったのだ。

という訳で、パーツリストの品番表記が間違っている。
リストの番号を鵜呑みにすると、片側だけ交換する場合は間違える可能性が高い。
要注意である。
さて、部品は揃った。

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ところがいざリフトアップして交換しようとホイールを外そうとしたところ、どういう訳か一本だけ
ホイールピンが緩まない。
インパクトでフルパワーを掛けても緩まない。
前回締め付けたときはネバーシーズ(焼きつき防止剤)を塗り、トルクレンチを使って締めたのだが?
仕方ないので折れるのを覚悟でブレーキを踏んでもらってボックスレンチをパイプで延長して
無理やり緩めたところ、派手な音で緩んだ。
若干テーパー部にかじったような跡があるので何かゴミでも噛ませたかも。
折れなくて良かった。

気を取り直し、タイロッドエンドを順次分解してゆく。

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一度バラしているので比較的低いトルクで分離できたが、それでも国産車に比べると硬い。
一箇所ずつマーキングして古いものを取り外し、新品を組み込んでゆく。
うっかりブーツを押し込んだら上側のクリップが外れてしまった。
ブーツは触ってはいけない模様。

マークしたものの、ねじ山の始まる位置がまちまちのようで同じ位置にはならない。
程々に長さがあっていれば、とりあえず整備工場までは走れるだろう。

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メカニカアッティバのアーム側はやはり車載状態では外す事ができず、アームを取り外してから
タイロッドエンドだけを分離した。

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ステアリングのガタは、タイロッドエンドだけでなくこのアームの上下動も関係している。
純正部品でこの遊びを調節するシムがあるのだが、この造りが悪くてベアリングのインナーレースの
内径と同じため、役目を果たさないのだとか。
そこで、アルミ板でシムを作って入れてみた。

厚さは0.5mm。鋏で切れる。
内径はインナーレースの外径に合わせて、テフロンのスラストワッシャーと同サイズにした。
多少きついがガタガタよりはマシだろうということで。

ステアリングラックのエンドも交換した。
右側を外す時にブーツエンドのクリップを外したところ、、内部から結構な量の水と油が出てきた。
油は仕方ないとして、水はマズイよねぇ。
ラックエンドはネジロック剤が塗ってあるようで、ベラボウに堅かった。
手をぶつけて流血しながら何とか交換。。。

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ここまでの作業で約3時間。
早速トーの調整に持って行こうとした所、バッテリーが弱くて始動せず。
たった1週間で始動困難になるということはそろそろバッテリー駄目かな?
とりあえず充電。
雨も降ってるし、トー調整は明日に順延。

外したタイロッドエンドを調べてみると、一つだけやけに柔らかい。左側の内側。
他のも新品に比べると少し柔らかく動く。この辺のガタが積み重なって変な挙動を
していたのかも。

結果は明日、試運転してみてからですが。

SHAMALとQUATTROPORTE [MASERATI]

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SMは今年最後のドライブ。
この後、リフトアップしてリアハブベアリングの交換予定。
酷い音だ。


2台を乗り比べると、QPの方が圧倒的に楽チン。
ハンドル、クラッチ、ブレーキ等々、操作系が軽いのだ。
一方で、QPの3倍以上の距離をこなしたSMは、シフトが良い。
レバーはSMの方が短いのに動きが軽い。当然ストロークも僅かに短い。

QPはシフトの動きが悪い訳ではないのだけど、冷えている間は渋い。
同じゲトラグの6速MT。SMも最初はそうだったような気がする。
QPには当初ATFが入れられていて、どうにも酷いシフトフィーリングだったのだけど、
2回ほどスパイラックスに入れ替えて随分良くなった。
入れ替えてから大して距離が伸びていないので、今後良くなることを期待したい。

運転してどうかはQPは楽だけど、動かして楽しいのはSMの方。この差は圧倒的。
どっちかを選べと言われたら、迷わずSMだな。

軽い車体と短いホイールベースは気持ち良くスラロームできる。
もう少しブレーキに安心感が出たら良いのだけど、ちょっと危ういくらいの方が
警戒するので結果的には抑止になっているような気もする。

QPの直進安定性は、アライメントの問題でいまひとつ。
せっかくのロングホイールベースが生きていない・・・というか、ロングのおかげで
そこそこ走らせることが出来ているというレベル。
SMと違ってタイロッドエンドの品質が悪いのか、リンケージの設計が悪いのか、
すぐにガタが出るようだ。
SMは9万キロ余りを無交換なのに。
来年は早々に対策したい。

久しぶりにSMを振り回したら背中のあちこちが筋肉痛になった。
普段使わない筋肉を多用する模様。
これぞ漢のスポーツカーだ!

部品到着 [MASERATI]

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QPの車検用にと発注した部品が今頃到着。
・・・もう車検は終わっちゃいましたが・・・

この中でQP用はブレンボのブレーキパッドと配線図集。
パッドはいいけど、配線図集はウチのQPに該当せず・・・
FIAT時代の初期型QP用でした。
表紙を見た瞬間、「嗚呼、また失敗した」と思ったものです。
初期型ということは、V8は当然含まれておらず、QPには使える部分がありません。

ちなみに中古でギブリと合本・・・というか、一緒に綴じられています。
まー、仕方ないか。
ギブリにはシャマルと共通の部分もあるので、無駄にはならないような気がします。
そう思うことにしようw

紺色の純正部品の箱はシャマルのリアハブベアリング。
袋はロックリングとワッシャー。
これだけしか部品が出なかった。。。

とりあえず、年末年始の休暇はシャマル弄りに決定。

シャマル出撃 [MASERATI]

フローリアンバンを拝見しに長野まで出向く際、
当初、コスト削減のために軽四で行くことを考えていたのですが、
ETCを別の車に使用中で無いことが発覚!

仕方なく、一番楽ちんなシャマルを出すことにしました。
久しぶりの遠出です。

で、到着したら何とそこには・・・

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マセラーティ メラクです。

こんなのあるって聞いてなかったよw

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ぺっちゃんこでカッコいい!!!

意外と大きな車体。低い車高、広い横幅、タイト過ぎる室内、切り立ったダッシュボード。

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う~ん、間違い無くスーパーカーだ。

シャマルがフツーの車に見えますw

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ドロドロした排気音は90度V6故か。
ブレーキアシストのポンプ音が断続的に聞こえます。
シトロエンの祟りの模様w

整備性とかは、問題にするレベルではない・・・
何をするにもエンジンを降ろしたほうが早いだろうと思われます。
エンジンコンパートメントのハッチは気休めというか、観賞用なんでしょうなぁ。
整備しろと言われたら私はいろいろ理由をつけて断ります(爆

それにしてもすごいレイアウト。
補機駆動のシャフトがVバンクの真ん中からトランスミッション真上に伸びていて、
そこにハイドロのポンプがあり、そこからベルトがオルタネーターとクーラーの
コンプレッサーに振り分けられている。
すごい発想。
カムシャフトのお尻にプーリーを付けて、オルタを回していたロータスヨーロッパを
初めて見たときも凄いレイアウトを考えるなと思いましたが、その上を行くなぁ。
さすがシトロエン。並じゃありません。

このエンジンルームにギブリのツインターボV6を押し込んで・・・
とかちょっと妄想しちゃいました。

メカニカアッティバ修理 [MASERATI]

割と高い速度域でブレーキを掛けると著しく直進安定性が悪くなる私のQP、
原因はメカニカアッティバのニードルベアリングにあると聞き、交換する事にした。

バラし始めて2週間ろくに進展せず。タイロッドエンドが馬鹿みたいに堅くて往生したのだ。
結局ブーツ2箇所破損、タイロッドエンドプーラーも爪が開いてしまう始末。
最後の一箇所は工具で外す事ができず、その道のプロにハンマーで叩いて外して貰った。
何とか外れたタイロッドエンドもネジが座屈するなど何らかの手直しが必要な状況。
こういう作業は嫌だな。


で、外れたメカニカアッティバのアーム。
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ベアリングの嵌め合いが堅く、パイロットベアリングプーラーでは抜けてくれないので、
卓上プレスを導入。何とか抜けた。

メーカーで組み込まれたベアリングはトリントン製。
今回はNTN製を使用した。

ついでにグリスニップルを追加。

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これでしばらく大丈夫・・・だといいなぁ。

QP故障 [MASERATI]

久しぶりに動かしたと思ったら、酷い豪雨に遭遇。
嫌な予感を孕みつつ走らせたら案の定。

妙にエンジンの反応が鈍いと思ったら、オーバーヒート気味。
警告灯が点くほどではないが、100℃くらいを指している。
普段は神経質なくらい頻繁に発停を繰り返すファンが
あんまり回らない。

水温スイッチが壊れたか?

が、出先からの帰り、いよいよパワーダウン。
チェックエンジンは点かないが、明らかに変。
どうも、6気筒位になっている感じ。
踏めば嫌々ながらも加速するところを見ると、シャマルで頻繁にあった
片肺(4気筒)ではないようだ。

這う這うの体で帰宅。
下を覗き込むと、触媒周辺が赤い。。。
燃えてない…いや、車が燃えそうだ。

早速翌日チェックしてみた。
始動してみると、何となく調子はイマイチなものの、それなりに回っている。
とりあえず、裏山のテストコースを一周する。
最初は良かったが、だんだん調子が外れてくる。

一旦戻り、エンジンチェック。

次々にコイルのカプラーを抜いていくと、変化しないシリンダーがある。
左の3番がサボっている。
抵抗を測ると無限大。断線確定。
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プラグを抜いてみた。
黒くは無いがしっとりと湿っている。
右が3番、左が1番。
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他のも調べると、右側の4番もカプラーを抜いても回転に変化無し。
ところがこいつはちゃんと導通がある。怪しい。
別の要因で火が飛ばないのか?

何はともあれ予備のコイルを持ってないので暫く封印決定。
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参ったなぁ。
UKの通販だと1個1万そこそこ。
8個で10万か・・・
円安になると辛いこともあるw
シャマルなら全部交換しても4個で済むが、QPは8個あるから故障率はシャマルの2倍。
何でもかんでもマルチ化すれば良いというものではない見本だなぁ。

QPウッドパネル再塗装 8 [MASERATI]

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朝からマスキング開始。

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マスキングを貼り付けた状態

すっかりマスクできたことを確認したら、おもむろにブラスト開始。メディアはガラスビーズ#220を使用。
少量なので、屋外吹きっ放し。目に入ると滅法痛い。保護具は必須。
欲を言えばこのサイズが入るブラストキャビネットが欲しい。

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作業時間5分足らず。
文字の部分だけが彫れる。

このあと、エアブラシでペイントするも失敗。
吹付だと溝にうまく塗料が入り込んでくれないのだ。
結果、マスキングの上だけダラダラになり、溝はうっすら色が付く程度の状態になる。

そこで、シルクスクリーンの応用で、面相筆で溝に塗料を流し込み、細く切ったスポンジで
余分な塗料だけ拭い取った。
半乾きになったらマスキングをデザインナイフとピンセットを駆使して剥がす。
これが大正解で、くっきり文字が浮きあがった。

次回からは上手くできると思う・・・が、そんな機会があるのかw

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少々ディテールが甘い部分もあるが、初期の老視が遠目で運転席から見る分には結構イケてると思うw
このあと塗料のはみ出しなどを少し修正。もうちょっと深く彫れば良かったかな。

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早速取り付け。外した時と同様、ネジを締めるのに往生する。
幸いドアが90度近くまで開くので、助手席の足元に仰向けでもぐりこんで作業可能。

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艶々~

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ピカピカ~

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ヘッドライトのマークもくっきり。

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テカテカ~

余は満足じゃ。


QPウッドパネル再塗装 7 [MASERATI]

再塗装は何とか終点が見えてきた。

仮組みしてみると、今度はシフトノブとサイドブレーキのグリップに違和感が…

なので、この2点も剥離して同色で塗装することにした。

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シフトノブも鏡面仕上げに。
ミズナラと思われる素材だが、剥離してみるとかなり入念に仕上げている。
木肌は磨きこまれ、つるつるでした。
ニスは着色したものを1層だけ塗っている。

一方、サイドブレーキのグリップは塩ビ系のクリアー仕上げ。
こちらも1層だが表面仕上げが悪く、ザラザラデコボコ。
ある程度磨ぎこんでから同時に再塗装となったが、仕上がりはやはりというかイマイチ。

それでも艶の引けてしまった元の表面状態よりは遥かにマシで、
色も他の部分と統一できて引き締まった感じとなった。
後はハンドルだけど、さすがに躊躇する。。。


さて、今度は消えてしまったロゴとエアコンの吹き出し口のマーク、ヘッドライトのレベル調整表示。
これを複製する方法をいろいろ考えてみたが、最終的にガラスアートに使用する
マスキングフィルムを使用することにした。

まずは版の製作。
デジカメで撮影した写真を元に、ロゴの部分だけ拾い出してペイントで加工。
印刷して実際と同じ寸法になるように縮小コピーする。

これを版にして、紫外線で硬化するフィルムに貼り付けて、紫外線ランプで感光させ、
文字の部分だけ水洗いして感光材を除去すれば、マスキングフィルムの出来上がり。

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書くと簡単だけど、これを作るのに何日も要している。

で、初めての経験なので何度もトライアンドエラーをしてようやく完成。

模造紙にクラフトテープを貼り付けて、そこに製作したマスキングを貼り付ければ
保存することができる。シリコン台紙を使用するのが正しい方法らしいけど、
100円均一の店に売ってるものでも何とかなる。

P5110835.JPG
問題は、紫外線で感光してしまうことで、当然日中は暗幕引いてやらないとダメ。
そんなの無いし、水洗いするにも外じゃないとできないので、日が暮れてから作業開始。
深夜に庭で水現像する羽目になったが何とか上手くできた。

あとは貼り付けて、サンドブラストで下地処理してエアブラシで塗装すれば
文字の復旧完了・・・の筈。
さぁ、上手く行くかな?


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